女優の吉高由里子が9月23日、新宿バルト9で行われた映画『ユリゴコロ』初日舞台挨拶に松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、熊澤尚人監督とともに、背中の大きく開いた黒のセクシードレス姿で登壇。吉高にとって5年ぶりの主演映画となったが、メガホンをとった熊澤監督から「吉高さんなくしては作れなかった映画。吉高由里子の100年残る代表作だと思っています」と賞賛されると「恥ずかしいな」と大テレだった。
本作は沼田まほかるの同名小説を、映画『君に届け』の熊澤監督が映画化。婚約者の失踪により日常が不穏になった亮介(松坂)は、実家で「殺人者の告白」が綴られたノートを発見。そこから、過去から現代へと続く悲しみの連鎖のなかで、愛と宿命の渦に巻き込まれる男女の姿を描いた衝撃の物語だ。
何年にも渡って脚本を執筆するなど、熊澤監督にとっては非常に思い入れの強い作品だったようで「吉高さんは血を流しながら、涙を流しながら熱演していただきました。濁流に飲まれているシーンもスタントなしで本人がやっています」とかなり過酷な要求をしたと告白。
また共演の松坂は、純愛について「僕の父親が母親にプロポーズする際に、土下座して『僕は君と結婚できなければ死ぬ』って言ったらしいんです。当時は『ウワー』って感じていたのですが、いま考えるとそれって純愛なのかなと思うんです」とトークを披露すると、吉高は「ちょっと狂気的ですが……」と苦笑いを浮かべつつ「愛は凶暴なので」と同意していた。
(text&photo:磯部正和)
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