SKE48の1期生として同期の松井珠理奈とともにSKE48を牽引し、9年間走り続けて来た大矢真那(おおや・まさな)。彼女の卒業コンサート「SKE48大矢真那卒業コンサート in 日本ガイシホール 〜みんなみんなありがとう!〜」が9月24日に日本ガイシホールで行われた。
キャプテンの斉藤真木子に意気込みを聞かれた大矢は、「SKE48のアイドルとして、思い出の地のガイシホールでコンサートできることが本当にありがたいです。みなさんの体力がなくなって、ガイシから帰るときに足がヘロヘロだよ、動けないよ、じゃんけん大会押しちゃうよ!って言うぐらいまで盛り上がっていきましょう!」と話すと、集まった7000人のファンからは大きな声援が贈られた。
本編ラスト曲となるSKE48の1期生の楽曲「神々の領域」では、1期生の珠理奈と2人で手をつないでステージに登場し、SKE48メンバー66名全員でパフォーマンス。曲の終盤で大矢がステージを去り、珠理奈は涙で顔を歪ませながら最後まで歌い続けるという場面も。
“まさなコール”で始まったアンコールは、大矢の卒業ソロ曲「永遠のレガシー」でスタート。大矢のメンバーカラーである青と白のスティックライトに照らされた客席を見て彼女は涙を流し「みなさん本当に9年間、ありがとうございました。心の底から幸せでした。メンバーもみんなありがとう。バイバイ!」と手を振ってステージを降りるも、次曲「未来とは?」で珠理奈が「まだまだ、真那と一緒に歌いたいです。真那ー!」と声をかけると、大矢が「はーい!」と返事をし、再びステージに戻るという演出も。
また、珠理奈が大矢への思いを吐露していると、突然、大矢がしゃがみこみ「足つったー!」と珠理奈の話の腰を折る行動に、メンバーから総突っ込みが! そうした天然っぷり炸裂の中、珠理奈が仕切り直し、「9年間、近くにSKE48メンバーがいなくて、寂しいなと思うことが多くて、そんな時に真那はいつでも遠くにいても、私のことを見てくれていて、正直もう無理だなぁと思うときに、メールや電話をくれたり、ご飯に誘ってくれたり、いつでも真那が見てくれていたから、私はその寂しさと戦えたんじゃないかなと思いました。だから、真那が卒業してメンバーが近くにいなくなっても、これから私が真那のことを見守っていきたいなと思います。真那、これからもよろしくね!」と感動的な言葉を送ると、今度は「わかった〜!ありがとう」としんみりとした雰囲気を一転させる大矢らしいコメントで会場を沸かした。
そんな大矢は改めて「メンバー・スタッフさん・ファンのみなさん、9年間支えてくださり、本当にありがとうございました。私はここで区切りをつけないと、50歳までいちゃいたいくらいSKE48が好きだから、ここで区切りを付けます。SKE48でやりきったことは何もありません!」と話すと会場とメンバーは大爆笑。すかさず「やり残したことは何もありません!でした…」と言い直すも、感動的なシーンでまたもや痛恨の言い間違い。最後までとことん天然キャラを発揮し、会場からも、卒業セレモニーには珍しく大きな笑いが生まれた。
最後にひとりステージに残った大矢は、会場を1周ぐるりと周り、ステージからマイクを使わずに「この景色を目にやきつけて帰ります。まだ卒業の日まではあるのでみなさんとの思い出を作っていきたいと思いますので、あと少しの応援よろしくお願いします」とファンに言葉を贈ると、会場は温かな拍手で包まれ、和やかなムードの中、卒業コンサートは終了した。
なお、大矢のSKE48劇場での卒業公演日程および今後の活動については、決まり次第SKE48オフィシャルサイトで発表される。
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