映画『ミックス。』でW主演をつとめる新垣結衣と瑛太が、本作の宣伝キャンペーンの一環として10月4日に大阪を訪問。吉本新喜劇にサプライズ出演をはたした。
本作は、恋と仕事に破れた元天才卓球少女・富田多満子(新垣結衣)が、かつて日本ランカーだったが夢と家族を失い挫折した元プロボクサーの萩原久(瑛太)と卓球の男女混合(ミックス)でダブルスを組み、小さな奇跡を起こしていく様子を描いたラブコメディ。
2人はまず、酒井藍座長と池乃めだか師匠に挨拶。2人が新喜劇の舞台に立つのは、もちろん初めてのことで、新垣に関しては演者として舞台に立つのもこれが初めて。そんな2人の緊張を、座長と師匠がさすがのユーモアでほぐしはじめる。
続いて本番前の本読み。新喜劇メンバー2人も加わり、6人での立ち上がっての読み合わせでは、池乃めだか師匠の鉄板のくだりである、師匠が入ってきても誰も気づかず「みさ〜げて〜ごらん〜」の歌があって、気づくタイミングなどを細かく確認。こうして滞りなく本読みを終えた2人だが、本番が近付くにつれて再び緊張の面持ちへ。意気込みを聞くと新垣は「緊張します」と回答。これに対し瑛太は「でも、こんな機会はめったにないから楽しみましょう!」と新垣を激励していた。
いよいよはじまった本番では、おなじみの新喜劇メンバーが満席の会場を早くも笑いの渦に。旅館を舞台に酒井座長演じる仲居のありえない接客態度が会場の笑いを誘う。その仲居が旅館の未来を案じる中で、温泉卓球を提案。設備を充実させるために卓球に詳しい友だちがいるということで登場したのが、なんと新垣結衣と瑛太。会場は一瞬何が起きているのかと静まり返るも、すぐさま悲鳴に近い歓声に包まれヒートアップ! 新喜劇メンバーが観客に「静かに!」と言わないと舞台が進行しないほどの大歓声に、登壇者たちも驚いていた。
その後、『ミックス。』の宣伝もかねて登壇した2人が新喜劇メンバーと掛け合い。卓球の実力を見せてと酒井が新垣と瑛太に卓球ラケットを持ってくるも、瑛太が「ボールがないですやん!」本読みではなかったカタコトの関西弁を披露すると会場は大爆笑。すかさず新垣が「ボールここにありますやん!」と関西弁で酒井の肩を叩くとさらなる笑いに。酒井もノリツッコミで鉄板ネタ「そうそう私が卓球のボールだけど、ラケットがこんな大きくないとね…て、私人間ですねん」と新垣の目の前まで詰め寄り、またしても会場は大盛り上がり。
そして、師匠がキャスト陣を中心部に集め「みさ〜げて〜ごらん〜」と歌うと全員が気づきオーバーリアクション。ややあって、しらじらしく酒井が「2人は映画に出るん?」と言ったところで新垣と瑛太が映画を宣伝。新垣が「10月21日公開の『ミックス。』ぜひ見てください!」と言うと、会場からは割れんばかりの拍手が。酒井からも同様に客席に呼びかけ、2人の紹介が改めてあったのち出番は終了した。
新垣は「一瞬でしたがとても楽しかったです。お客さんが喜んでくれて本当によかったなと思います。酒井藍座長と、めだか師匠たちと本番前に本読みをしたのですが、優しく受け入れていただいてサポートしてくださいました」と話すと、瑛太は「つい舞い上がってしまって、台本に書かれていないアドリブ(関西弁)が出てしまい、それで笑いがとれてよかったです。その喜びを噛みしめています。本番中、僕はめだか師匠の足を踏んでしまいました。ちょっと謝る機会がなかったのでこの場を借りてお詫び申し上げます」と述べていた。
『ミックス。』は10月21日より全国公開となる。
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