菅田将暉がヤン・イクチュンとW主演した『あゝ、荒野』。10月7日より前篇が公開中のこの映画の後篇が10月21日に初日を迎え、菅田と岸善幸監督、本作の書き下ろし主題歌を手がけたBRAHMANのTOSHI-LOWが登壇した。
本作は、寺山修司が残した唯一の長編小説を映画化。2021年の東京を舞台に、拠りどころのない2人の青年が、吸い寄せられるかのようにボクシングと出会い、人生をやり直していく姿を描いた物語だ。
菅田は「あいにくの天気の中、朝早くから今日はありがとうございます。このところ、暑いと思ったら寒くなって、この体をいじめてくる感じ、なんか荒野っぽいなと個人的には思ってました。(撮影をしていた)ちょうど去年のあの頃はもっと暑かったなと思って、そんな次第でございます」と挨拶。岸監督は「去年の今頃はヤンさんの誕生日のお祝いをしました。今日こうして後篇の初日を迎えてついに完結です。よろしくお願いします」と話した。
先日は釜山国際映画祭に赴き、観客の反応を肌で感じたという2人。菅田は「海外の人って本当に素直で、僕のことを知らない人たちが作品を見てくれる環境は新鮮でした。言語は違えど伝わるものはちゃんと伝わる」と振り返ると、岸監督は「ヤンさんの母国で上映できたことが本当に光栄でした。Q&Aという上映後に観客の方とお話できる機会があったのですが、鋭い質問がたくさんあって (笑)、これからの励みになりました」と手応えを感じた様子。
後篇で描かれる菅田扮する新宿新次VS山本裕二(山田裕貴)戦や、新次VSバリカン建二(ヤン・イクチュン)戦のボクシングの試合シーンは5日間連続での壮絶な撮影現場だったという。
「一緒に闘っていた山田(裕貴)から『人を超えたね(笑)』と言われました。朝方に撮影が終わって、その後すぐドラマ『地味スゴ(地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子)』の撮影だったんですけど、もう体から熱を発してました。高熱ボーイですね」と会場を沸かせる一幕も。
またこの日は、新宿新次、バリカン建二のイメージカラーである赤と青の花束を携えて、主題歌「今夜」を手がけたTOSHI-LOWも駆けつけた。
楽曲については、きっと頭のどこかで新次や建二がいたと思うと言いながら、なんとその場で「今夜」をギターの弾き語りで生披露。このサプライズに感無量の菅田に「(この曲を)できることなら練習してライブで歌ってもらっていい? 見に行くから」とリクエストし、拍手が沸き起こっていた。
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