山田裕貴主演、ヒロインを乃木坂46の齋藤飛鳥が演じ、同名台湾映画をリメイクした『あの頃、君を追いかけた』。9月27日より撮影中のこの映画が、10月25日にオリジナル版の舞台である台湾の同じロケ地で撮影を行い、無事クランクアップ。同日14時半より台湾のマスコミ20社、50名を迎え記者会見が行われた。
・『あの頃、君を追いかけた』クランクアップ会見、その他の写真
撮影最終日となるこの日は、朝7時より劇中の重要なシーンを撮影。最後は山田が泣き、齋藤も泣き、長谷川康夫監督までも泣きだす感動的なオールアップとなった。
会見では、坊主頭姿の山田が「1人でも多くの方に見てもらえるように、ただ必死で“君”を追いかけてみました。キャストのみんなが次々クランクアップしていっても、全然終わった感じがしないのは、本当のアップは観客のみなさんに見てもらった時だと思っているからかもしれません。台湾版は僕の大好きな映画の1本。その素晴らしい物語のリメイクなので、リスペクトし、オマージュを捧げている場面も多々ありますが、一方でそこまで意識せず、齋藤飛鳥ちゃんと僕だからできる真愛と浩介を大事にしようと模索しました」とコメント。
台湾の記者から台湾版にある家の中では裸族の設定やキスシーンはあるのかと聞かれると「鍛えた肉体をアピールするというより、拳法が好きな普通の高校生男子の肉体的リアリティを求めてみました。キスシーンは内緒。僕の裸も、キスシーンも映画を見てのお楽しみです」と答え、「10年ぶりの海外に『あの頃、君を追いかけた』の撮影で来られたこと、そのクランクアップを台湾で迎えられたことをすごく嬉しく思っています」と話した。
齋藤は「真愛に選んでいただいた時、どうして私なんだろうと思いました。乃木坂46のメンバーだったらよりどりみどりなので。でも撮影が終わってしまう今は少し寂しいです。乃木坂46から一定期間離れて、ほかのことに関わったことも、この撮影のスタッフさんに娘のように接していただいたことも新鮮でした」とコメント。
最後に長谷川監督が「この2人をはじめとする7人の若者の物語です。彼らキャストやスタッフたちに支えられた撮影でした。日本での撮影最終日には(オリジナル版監督のギデンズ・)コー監督が台湾のお土産を抱えて現場を訪ねて下さり、みんな感激しました。オリジナルへのリスペクトを込めて同じカット割りにしたシーンも少なくありませんので、日本版だけでなく両作を見比べていただけたら幸いです。この映画が日本と台湾のみなさんに楽しんでいただき、万が一にも両国の文化交流に貢献できたならとても嬉しく思います」と本作への熱い思いを語っていた。
『あの頃、君を追いかけた』は2018年秋に全国公開となる。
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