福田雄一監督、2〜3分話しただけで橋本環奈のコメディセンス見抜く!

#銀魂

福田雄一監督と橋本環奈
福田雄一監督と橋本環奈

映画『銀魂』の福田雄一監督が、「日経エンタテインメント!」が選ぶ「ヒットメイカー・オブ・ザ・イヤー2017」グランプリに選出され、11月3日に行われた表彰式に、本作でヒロインの神楽役を演じた橋本環奈とともに登壇した。

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今年7月14日に公開となった『銀魂』は興行収入38.4億円(10月25日時点)を記録。10月21日より公開の『斉木楠雄のψ難』もヒット中で、ほかにドラマや舞台でも多くの観客を魅了したことが評価された。表彰状を渡された福田は「僕みたいな者がこの賞をいただくのは、たくさんのクリエイターの方々の勇気につながると思う」とコメント。

授賞式後のトークショーで福田組に初参加した感想を聞かれた橋本は「福田さんは“福田組”への参加を役者に望まれる監督。 自分が出演できると決まった時は楽しみだった」と振り返り、本作でコメディに挑戦したことについては「福田監督は的確に指示をしてくれて、結果的に見て面白いので任せられる。何も考えずにとにかくやりきることを考えた」と監督の演出に全幅の信頼を寄せた。また、大胆に鼻をほじるシーンでは「第一関節まで指を中に入れる」という細かい指示や厳しい指導があったことも明かした。

一方、福田監督は橋本を起用した理由を聞かれ、「個人的に好みだった」と回答するも、橋本から「今日はちゃんと話そうって言ったじゃないですか」と突っ込まれる一幕も。実際は「2〜3分話しただけでコメディの才能がわかった」と、橋本の”希代のコメディエンヌ”ぶりを絶賛した。

これを受け、橋本が福田組の現場では「監督を笑わせたい願望」が出てくると述べると、福田は「僕の現場は役者が監督を笑わせたもの勝ちになる。僕は面白くないと全然笑わないので、笑っていないと役者は不安になるらしい。だからほぼ全作でご一緒しているムロくん(ムロツヨシ)や二朗さん(佐藤二朗)は、僕が1回見たことのある演技に笑わないのは地獄の様なことだと思う。それでもムロくんも二朗さんもいつも違う演技を見せてくれるし、それに対して僕も今回は面白くないと言われたくない緊張感がある」と福田組の笑いが作られる秘訣を口にしていた。

『銀魂』のブルーレイ&DVDは11月22日にリリースとなる。