「欽ちゃん」こと萩本欽一の4年間を追った最初で最後の密着ドキュメンタリー『We Love Television?』。この映画が11月3日に公開となり、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた初日舞台挨拶に萩本と河本準一、土屋敏男監督が登壇した。
・萩本欽一、「欽ちゃん」と言われると「じいちゃん」って聞こえる!?
拍手で迎えられた萩本は、挨拶も早々に、この映画が公開されることを後で知ったと明かしながら「自分が映画に出ているという意識もなかったから『何で舞台挨拶をしなければいけないの?』ってマネージャーに聞いたくらい不思議だよ。この作品は見るのが怖くて見ていないので、中身については広げないようにしてくださいね」と欽ちゃん節で笑いを誘う。
河本が「僕も最初は欽ちゃんと一緒の舞台に出るという話だったけれど、途中から映画になると聞いたんです。そういう意味では僕もいつの間にか映画に出ていたようなもの」と、『進め!電波少年』などで知られる鬼才・土屋監督の大胆演出にハマった流れを明かすと、萩本は「何よりも今日は河本が来てくれたことが嬉しい。だって彼は出演していないんですよ? それなのに来てくれるなんて、河本はいいヤツです」とコメント。
自身の出演作を一切見ないことで有名な萩本のこの大ボケコメントに、河本は「いやいや、僕は出ていますよ。しかも結構長時間出ています。早く本編を見て!」と萩本に完成作の鑑賞を懇願していた。
河本はさらに、劇中で号泣したことを土屋監督からいじられ「欽ちゃんとの舞台の内容が直前でガラッと変わったり、出るはずの人が出なかったり、役も変わったり、その全部がプレッシャーになってたんです。それがあったから収録後に『頑張ったな』って肩ポンされたら誰でも号泣しちゃいますよ」と力説するも、萩本は「あんまり覚えてないな」とつぶやき、河本と観客一同をずっこけさせていた。
最後に萩本は「映画の内容は見てないからわからないけど、無謀なことをする土屋って大好きなんだよね。若い人には、その土屋の勢いは見てほしいね」とアピールしていた。
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