映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』のワールドプレミア舞台挨拶が11月7日に東京国際フォーラムで行われ、堺雅人、高畑充希、堤真一、安藤サクラ、田中泯、中村玉緒、要潤、神戸浩、鶴田真由、吉行和子、三浦友和、山崎貴監督が出席。堺といえばドラマ『リーガルハイ』などで早口な長ゼリフを得意とするイメージがあるが、この日はセリフ覚えに相当な努力をしているエピソードを山崎監督が明かした。
・『DESTINY鎌倉ものがたり』ワールドプレミア舞台挨拶、その他の写真
本作は人間と人間ならざるモノが共存する鎌倉と、黄泉の国を舞台にした冒険ファンタジー。ミステリー作家・一色正和(堺)が、黄泉の国に旅立った妻の亜紀子(高畑)を救うべく奮闘する姿を描く。
撮影エピソードでは、電車を使い1日に2回しかチャンスがなかった緊迫した一コマを紹介。しかも、堺のセリフの一部が「18分」から「19分」に変更されたそうで、山崎監督は「堺さんってすごく長ゼリフが得意かと思っていたので、最初、雑に伝えたら『え〜!?』と驚くんですよ。なので『18分を19分にするだけなので』と言ったら、『それがすごい大変なんですよ!』と言われるので、最初何のことかわからなくて」と申し訳なさそうに苦笑い。
同じシーンに出演した要も「その緊張感が僕らにもバンバン伝わってきて、絶対間違えられないと思ったらみんな甘噛みで」と現場が特殊な緊張感に包まれていた様子を振り返っていた。
『DESTINY 鎌倉ものがたり』は12月9日より全国公開となる。
(text&photo:中村好伸)
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