THE YELLOW MONKEY復活の1年を追ったドキュメンタリー映画『オトトキ』。11月11日の公開を翌日に控えた10日深夜に、この作品のミッドナイト先行上映&舞台挨拶が新宿バルト9で行われ、THE YELLOW MONKEY(吉井和哉、菊地英昭、廣瀬洋一、菊地英二)と松永大司監督が登壇した。
・『オトトキ』舞台挨拶に登場のTHE YELLOW MONKEY、その他の写真
本作は、15年ぶりに再集結したイエモンの2016年のツアーに、現代アーティスト・ピュ〜ぴるのドキュメンタリー作品『ピュ〜ぴる』や、RADWIMPS野田洋次郎主演の『トイレのピエタ』で数々の映画賞に輝いた松永監督が密着。彼らの迫力あるサウンドと貴重な過去映像、関係者インタビューとともに描いたドキュメンタリーだ。
この日は深夜開催にも関わらず会場は満席。イエモンと松永監督が登壇すると、会場からは大きな歓声が上がり、吉井が「夜遅くにありがとう」と感謝の気持ちを述べると、それに応えるように客席から拍手が上がった。
この作品を撮るにあたって感じたことについて、廣瀬は「最初、この企画の話を聞いたのが再集結したばかりのライブのリハ中でそれどころじゃなかった。目の前のことに夢中というか。そんなタイミングがうまく結びついたのと、自分自身をさらけ出したのもあってリアルなドキュメンタリーになってると思うな」とコメント。
菊地英昭は「松永監督は空気になるタイプなんだよね。すんなり撮ってるから僕らもカッコつけてないところが多い。真の僕らを見てもらえると思う」と話し、吉井は「見ていただければわかると思うけど、我々は家族なんじゃないかなって。僕は問題を起こす三男坊ね(笑)。3人にずっと助けてもらって、ここまで来られたなって感じました」。
また、舞台挨拶では11月20日まで伊勢丹新宿店隣接のイセタンウエストIIで行われている期間限定ギャラリー&ショップで展示されているメンバーの私物を紹介する一幕も。吉井はツアー中の楽屋を賑わすトランペット、菊地英二はバンド結成後間もない頃のライブ時やリハーサル音源を録りためたカセットテープ、廣瀬は本編にも登場するシルバーアクセサリー、菊地英昭は昨年のライブでも使用した白いギターをそれぞれ紹介した。
私物にまつわるエピソードを笑いを交えつつ話しているうちに、時刻は11月11日の0時に。無事公開初日を迎えたことをMCが伝えると、会場からは温かな拍手が送られていた。
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