大泉洋の主演映画『探偵はBARにいる3』が11月12日に山形国際ムービーフェスティバル2017の特別招待作品として上映され、大泉が登壇。この日の舞台挨拶は、当初1回のみの予定だったが、大好評のためチケットが即完売! 急きょ追加舞台挨拶を決定し、2回行うことになった。
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集まった大勢の観客を前に大泉は「山形のみなさんありがとうございます」と挨拶。「私はもう、山形に来たくて来たくて。なんとか来れないかと交渉しておりまして、今日の朝飛んできました! 移動の間もリンゴがたくさんなっていて。すごく食べたいなと思ってたら、控室にリンゴが…ないんですよ」と続けた。
また、「今日は330人の方がこの会場に集まっていますが、チケットはアッと言う間に完売だったそうです」という質問の合間に、客席から「洋ちゃんかっこいい」という声が寄せられると、大泉は「ありがとう! 山形の方はちゃんとした目を持っていらっしゃる。かっこいいものをかっこいいと言える勇気。大泉洋かっこいいというと、不思議な空気になる。強い心を持って言い切っていただきたい。山形くらいですよ。こんなに温かい拍手をしてくれるのは」と山形の人たちをべた褒め。
拷問シーンの撮影については「小樽の海でパンツ一丁で船にくくりつけられての撮影で。おそらくみなさんが思うよりもずっとずっと寒いんですよ。僕が思うにスクリーンで見ると、ちょっと寒さが伝わってないのが悔しい」とアピール!「裸になるシーンのために、いつも通りのトレーニングをはじめたらアッという間に肩を壊したんですよ。老いを感じましたね。4年で変わってしまったんだなって。今回の『探偵はBARにいる3』の裏テーマは“老い”です。もう今回が最後のアクションだよ。『4』ではできないよ」とこぼした。
共演の松田龍平について聞かれると、「松田くんはどこかで北海道弁を入れたがる。前回は『できるわけねえべや』って入れていたんだけど、今回は『なした』って入れたかったらしくて。方言のイントネーションを”北海道のカリスマ”の僕が教えたんだけど、教えた通りに全く言わないんだよね。間違いを訂正したんだけど、こういう風に言いたいって聞かなくて。最終的には,高田は北海道の出身じゃないとか言いはじめたんですよ。まあこのシーン、カットされているんですけど」と述べていた。
これに観客が大きな拍手で応えると、大泉は「ありがとうございます。ありがとうございます。いいですかみなさん。『4』というのは放っておけば作れるものではないんです。みなさんが面白いと宣伝してくれて、『3』が大ヒットすれば、手の平を返したかのように『ありがとうございました』と偉い人たちがやってきて『大泉さん『4』を作りましょう』と言うんです。その証拠に誰も『『4』を作りましょう』と言ってない」と内情を暴露。
「私は頑張りますよ。裸で船に乗れと言われれば、やりましょう。パンツ一丁での撮影だってやります。なんならTバックにしますよ! でも僕が頑張るだけではできない。みなさん1人ひとりが『『探偵3』面白かったよ』と伝えて、見たことがなかった人も見てくれて大ヒットすれば、初めて『4』を作れるんです。どうぞみなさん、自分のことだと思ってSNSなどで大いに宣伝していただいて、少しでも多くの人に見ていただいて、『探偵3』をヒットに導いて下さい。ありがとうございました」と選挙演説を彷彿とさせるような見事なしゃべりで観客を魅了。大盛況のうちに舞台挨拶が終了した。
『探偵はBARにいる3』は12月1日、映画の日に公開となる。
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