小松菜奈と大泉洋のW共演で、眉月じゅんによる同名人気コミックが『恋は雨上がりのように』として実写映画化されることがわかった。『ジャッジ!』(14年)、『世界から猫が消えたなら』(16年)、『帝一の國』(17年)などで知られる永井聡監督がメガホンをとる。
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原作は2014年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載がはじまるや、たちまち話題となった人気作。2017年11月現在、単行本は9巻まで刊行され、累計発行部数は約175万部を突破。2018年1月からはフジテレビの「ノイタミナ」枠ほかにてアニメ化されることも決定している。
物語は、陸上の夢をケガで絶たれてしまった主人公の女子高生・あきらが、偶然訪れたファミレスで店長・近藤の優しさに触れたことで、彼に片思いをしてしまうところからスタート。あきらは17歳、冴えないファミレス店長の近藤は45歳と、年の差は実に28歳。若さゆえに真っ直ぐにぶつけてくるあきらの思いは、近藤にとっては全く予想もしていなかったことで、それゆえに近藤は戸惑い、あたふたしてしまう。
それでも、あきらの思いは、徐々に2人の心の距離を縮めていき、やがて2人の共通点を明らかにしていく。それは2人とも“夢をあきらめた”経験を抱えていること。あきらはケガで陸上の夢を絶たれ、陸上と向き合うことを避けてきた。一方、近藤もかつて夢見ていた小説家の夢から目を背けてきた。やがてその片思いは、お互いが自分自身と向き合う“人生の雨宿り”となり、徐々に勇気を取り戻して成長する物語へと広がっていく。
ファミレスの店長・近藤正己役に扮する大泉は「最初にこの作品のオファーを頂いた時に『女子高生が中年のファミレス店長に恋をする話です』と聞いて、遂にそういう役が来たか!と胸の高鳴りを抑えられませんでしたが、原作を読ませて頂いて、”自他共にみとめる冴えない男”だと分かり『ですよね!』と妙に納得したものでございました(笑)。原作は登場人物の心理描写がとても丁寧で、人を愛する事の難しさや、自分の気持ちに素直になる事の大切さを考えさせてくれる素敵な作品だと思いました。あきらの純粋過ぎる想いに、はじめは戸惑う近藤ですが、次第にその想いにどう応えていくのか、彼なりに必死に向き合っていく。そんな頼りないけど、どこか憎めない近藤役を精一杯演じたいと思っております。そしてあきらを演じる小松さんとは今回が初共演になります。2人の噛み合わない、もどかしいけれども可愛らしいかけあいを小松さんと一緒に作っていければと思います」と述べている。
『恋は雨上がりのように』は11月15日〜12月末に関東近郊にて撮影予定。2018年5月より全国東宝系にて公開となる。
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