生田斗真と瑛太共演で、瀬々敬久監督がメガホンをとり映画化されることが7月に発表された『友罪』。この作品の追加キャストとして、新たに佐藤浩市、夏帆、山本美月、富田靖子らの名前が発表となった。
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本作は、デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞するなど、ミステリー界の若手旗手として注目される作家・薬丸岳が2013年に発表した同名人気小説の映画化。
ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田(生田斗真)と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木(瑛太)。鈴木は周囲との交流を避け、過去を語りたがらない影のある人物だが、同い年の2人は次第に打ち解け心を通わせていく。だが、あるきっかけと行動で、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始めるというストーリー。もしも友人が、かつて世間を震撼させたあの事件の元少年Aだったらと問いかける作品だ。
佐藤が演じるのは、息子が過去に犯した事件がきっかけで一家離散し、日々贖罪に向き合うタクシー運転手の山内修司役。瀬々監督作品への出演は『感染列島』『ヘヴンズ ストーリー』『64−ロクヨン―前編/後編』に続き4作品目となる。
夏帆が扮するのは、あるきっかけで鈴木(瑛太)に助けられ、次第に好意を抱いていく藤沢美代子役。AV出演を強いられた過去を持つ女性という難役に挑んでいる。
また山本が、益田(生田斗真)の元恋人で、彼のジャーナリストとしての再起を願う杉本清美役という、雑誌記者として児童連続殺人事件の犯人を調べる中で、益田のジャーナリズムを掻き立てるキーパーソンを演じ、富田が鈴木の少年院時代に担当法務教官だった白石弥生役に扮する。
ほかにも、奥野瑛太、飯田芳、小市慢太郎、矢島健一、青木崇高、忍成修吾、西田尚美、村上淳、片岡礼子、石田法嗣、北浦愛、坂井真紀、古舘寛治、宇野祥平、大西信満、渡辺真起子、光石研といった豪華実力派キャストが集結している。
山本は「瀬々監督をはじめ、素晴らしいキャストの方々とご一緒できたことを、とても光栄に思います。監督から、清美は唯一普通の人だから普通の女の人を演じてほしいと言われ、普通ってなんだろうと、とても考えさせられる作品になりました。なにが間違いなのか、正しいのか、作品を観ていただいた方々それぞれの答えを見つけて頂きたいです」と述べている。
『友罪』は2018年5月に全国公開となる。
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