ロングランヒットを誇る大人気の犯罪プロファイリング・アクションドラマ『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪』のシーズン11が現在、DVDレンタル&発売中だ。2005年の全米放送開始後、ロングランヒットを続け、本シーズンの第17話で通算250話に到達し、既にシーズン13の製作も決定している本シリーズ。基本的には1話完結型なので、途中から見始めても問題ない作品だが、これまでの経緯を知っていればより楽しめるはず。そこで改めて、シーズン1〜10までの出来事を駆け足でおさらいしてみよう。
・『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪』、その他の写真
犯罪の傾向や特徴を行動科学的に分析して具体的な犯人像を割り出すプロファイリングを武器に、全米各地で発生する凶悪犯罪の解決に挑むFBI行動分析課(BAU)チームの活躍を描く本作。当初はBAUで最高のプロファイラー、ギデオン(マンディ・パティンキン)を中心に捜査を進めていたが、かつて自らのミスで部下を死なせてしまったことによる心の病を抱えていた彼は、再び親しい人を失うという悲劇に耐えかねて精神のバランスを失い、シーズン3でチームを去ってしまう。その代わりとしてやって来たのが、BAUの創設者で現役を引退していた伝説のプロファイラー、ロッシ(ジョー・マンテーニャ)だった。
そもそも、凶悪犯罪者と日々対峙し、その異常心理と向き合わねばならないプロファイラーの仕事は、肉体的にも精神的にも過酷だ。初期メンバーのエル(ローラ・グラウディーニ)もまた、犯人に殺されかけたことから心を病んでしまい、正当防衛に見せかけて容疑者を射殺。シーズン2で自ら辞職してしまう。チームの弟分的存在の天才捜査官リード(マシュー・グレイ・ギュブラー)は犯人に誘拐された上に拷問を受け、その相手を射殺したことでトラウマに苦しんだことも。シーズン8では心を寄せた女性を目の前で殺害され、しばらく休職を余儀なくされる。シーズン10では恩師と慕っていたギデオンの死を知らされ、メンバーの中でも最もショックを受けていた。
エルの代わりにシーズン2から加入したエミリー(パジェット・ブリュースター)は、過去のインターポール時代に因縁のある国際テロリストに命を狙われ、自らの死を偽装してまで逮捕に執念を燃やし、結果的にシーズン7で古巣のインターポールへ戻ることとなった。シーズン8より加入したアレックス(ジーン・トリプルホーン)は、かつての同僚で、カーティス(マーク・ハミル)が連続殺人犯となってしまい、BAUチームのユニット・チーフで、母親的存在のエリン・ストラウス(ジェイン・アトキンソン)を毒殺するという出来事に大きな衝撃を受け、やがて仕事よりも自分の人生が大切だと思いチームを去る。ちなみに、シーズン8ではあの『スター・ウォーズ』のルーク役マーク・ハミルがゲスト出演しているので、さかのぼって見ても面白い。
そしてシーズン11では、チームのマスコット的なIT担当捜査官ガルシア(カーステン・ヴァングスネス)が絶体絶命の危機的状況に。さらに、熱血捜査官モーガン(シェマー・ムーア)が拉致され瀕死の重傷を負い、妊娠中の恋人まで命を狙われるという事件が発生し、モーガンは重大な決断をすることになる。過去最大の波乱に満ちた最新シーズンからも目が離せない。
『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪 シーズン11』はDVDレンタル&発売中、全話デジタル配信中。さらに、『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪』の新たなスピンオフ『クリミナル・マインド 国際捜査班 シーズン1』は12月6日よりDVDレンタル&発売と一挙デジタル配信が開始となる。
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