12月9日より角川シネマ新宿ほかにて開催される「大映女優祭」(配給:KADOKAWA)より、大映青春映画のシンボルであった関根恵子(高橋惠子)の制服カットが解禁となった。
大映は1942年設立された映画会社。長谷川一夫、市川雷蔵、勝新太郎、船越英二、田宮二郎、川口浩、京マチ子、山本富士子、若尾文子、中村玉緒、藤村志保、関根恵子(高橋惠子)、渥美マリなど、伝説の映画俳優を数多く輩出した。
その設立75周年にあたる2017年を記念して開催される本映画祭は、大映を彩った数多くの映画作品の中から「女優主演」の作品に特化した上映ラインナップが最大の特徴だ。
大映映画の女性たちは男性の添え物ではなく、自分の意志を持ち、自らの力で人生を切り開き生き抜こうという強い信念をもった、内面の強さと外見の美しさを兼ね備えた、強く、逞しく、凛々しい女性が多く登場する。
解禁となったのは、セーラー服が眩しい関根の初々しい魅力が光る『おさな妻』(70年)をはじめ、『成熟』(71年)、『遊び』(71年)といった映画の制服姿。
『おさな妻』は、前作『高校生ブルース』で衝撃のデビューを飾った関根の主演作第2弾で、女子高生であり人妻であるというセンセーショナルな設定と、10代の瑞々しい魅力をそのまま切り取ったかのようなセックスシーンが話題を呼び、公開当時“おさな妻”ブームを巻き起こした作品だ。
また、『おさな妻』のヒットから1年、関根主演作として相次いで公開となったのが『成熟』と『遊び』。『成熟』は大映の関根出演作で唯一のヌードシーンがない映画で、山形・庄内平野を舞台に、古いしきたりに振り回されるヒロインを関根が好演。一方、数多くの名作を生み出した増村保造の大映最後の作品である『遊び』で、関根は制服の白いブラウスを脱ぎ捨て、水に濡れたなまめかしい裸体を惜しげもなく披露している。
なお、各作品の上映スケジュールは以下の公式サイトで確認できる。
http://cinemakadokawa.jp/daiei75-joyu/
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