中井貴一と佐々木蔵之介のW主演で贈る映画『嘘八百』の完成披露試写会が12月17日にイイノホールで行われ、中井貴一、佐々木蔵之介、友近、森川葵、前野朋哉、堀内敬子、坂田利夫、木下ほうか、塚地武雅、芦屋小雁、近藤正臣、武正晴監督が登壇した。
本作は千利休を生んだ茶の湯の聖地・大阪は堺を舞台に、イカサマ古物商と落ちぶれた陶芸家が“幻”の利休の茶器という“真っ赤なウソ”で仕掛ける一発逆転の大勝負を描いた開運エンターテインメント。この日は映画のタイトル『嘘八百』にちなみ、真っ赤に染まったステージに監督・キャスト総勢12名が登壇する中、立ち位置を間違えた坂田利夫の初っぱなの「すんまてん&〜(すみません)」のギャグに一同大笑いしながらイベントはスタート。
まずはW主演をつとめた中井と佐々木に、本作が初の本格的なタッグとなったことに関する質問が。古物商・則夫役を演じた中井は「こんなに人が多い舞台挨拶は初めてです。自分で来たいと言って、来た人もいるようです。1人2分話しても20何分かかるけど、それを切っても面白くないので、みなさん覚悟して舞台挨拶に臨んでください。あれ、なんの話だっけ? まあ、いいです」と挨拶。
陶芸家・佐輔役を演じた佐々木は「この映画は堺で1回、難波で1回イベントをしているのですが、関東のお客様に見ていただくのはドキドキしているんですが、こんだけ大勢仲間がいるので、ちょっともうすでに楽屋でも楽しく、楽しんでね!」と、こちらも話を早めに切り上げ、スタートを切った。
佐輔の妻・康子役を演じた友近は、現場での雰囲気について聞かれるも「本日はみなさんようこそ。藤原紀香です」と鉄板のギャグをかませ、待ってましたとばかりに会場は大爆笑!「本当に現場が楽しくて、こんなにゆっくり日向ぼっこをしているような雰囲気は初めてだなと。私はおじさんとかおじいさんが大好きなので、リアル『やすらぎの郷』というところでした。本当に楽しかったです」と続けた。
並み居るベテラン勢の中で、数少ない若手の1人で則夫の娘いまり役を演じた森川は「この組で最年少で、最近はスタッフさんより年上というのも多かったのですが、年下でいいんだと思えました(笑)。面白い話をされる大ベテランの方がたくさんいらっしゃるので、私はこれくらいで」と話し、佐輔と康子の息子役を演じた前野も「蔵之介さんと友近さんから生まれた役が僕です。緊張感もありつつ、ほんわかした空気でした。が、この辺にしておきます(笑)」と語り、続く登壇者にバトンタッチ。
坂田は「本当に優しい方ばっかりで本当に喜んでおります。ただ私の今日の目的は結婚したい」と突然告白をし、隣にいた堀内に「可愛らしい顔でありがたいね。なんでも買いまっせ」とアピール! 「今年は諦めたけど、来年は結婚しますからね」と続ける師匠に、中井は「師匠、師匠、映画の舞台挨拶」と突っ込んでいた。
『嘘八百』は2018年1月5日より全国公開となる。
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