上野樹里&林遣都、謎の“惑星難民X”を巡るミステリーロマンスで共演!「私も林遣都くんも、役や世界観にぴったり」
主人公を演じるのは本作が7年ぶりの映画主演となる上野樹里
第14回小説現代長編新人賞を受賞した「隣人X」が、上野樹里と林遣都の共演で映画化。タイトルを『隣人X 疑惑の彼女』とし、全国公開されることが決定した。
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世界には紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた。いち早く受け入れを発表したアメリカに追随するように、日本も受け入れを決定。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。Xは誰なのか、彼らの目的は何なのか。社会には言葉にならない不安や動揺が広がり、誰もが隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になる。
そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎は、X疑惑のかかった柏木良子の追跡を始める。スクープのために自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。ふたりは少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。
果たして良子は本当にXなのか? 良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは? 嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ…。
主人公の柏木良子を演じるのは、本作が7年ぶりの映画主演となる上野樹里。アルバイト先と自宅を往復する毎日を過ごし、趣味は読書という穏やかな生活スタイルで、知らず知らずのうちに他人を遠ざける日々を送る良子。突然現れた笹の存在に戸惑いながらも、徐々に心を開いていく。
上野は、「時代の流れに飲まれず自分らしく生きる事や、自分らしさを理解してくれる人と出会えることの大切さを伝えられる作品だと思い出演を決めました。ちょっとハラハラドキドキしたい、Xって何? 誰がXなの?と刺激を求める方にも、しっとりとしたラブストーリーを見たい方にも、楽しんで頂けると思います。今届けるべきメッセージが詰まっている映画です」と本作に対する意欲を語っている。
良子を追う記者、笹憲太郎を演じるのは、常に映画やドラマ、舞台と第一線で活躍を続ける林遣都。「僕が演じた笹は、今の厳しい世の中に翻弄されながら常に何かと何かのはざまで苦しんでいる、そんな精神的にしんどい役どころでした。僕自身も撮影中追い込まれる瞬間や苦しい場面が沢山あったのですが、共演者の方やスタッフの方々に支えられなんとか演り抜くことができました」と撮影を振り返る。
また、今回林は上野と初共演となり、その印象を「撮影期間中一切の妥協をせず、誰よりも作品に愛情と情熱を注ぎ込む、頼もしく素敵な女優さんでした。作品に向き合う中で樹里さんから学ぶことが沢山あり、ご一緒できて本当に嬉しかったです」と明かしている。
上野とは『虹の女神 Rainbow Song』(06年)以来17年振り、林とは『ダイブ!!』(08年)以来15年振りにタッグを組んだ熊澤尚人監督は、2人の演技を大絶賛。「瞬間に生まれるダイナミズムと予想を超える感じが大変魅力的で、唯一無二な女優」と上野を称賛し、林に対しても「演技に向かうタフさと誠実さは怪物ですね。高校1年当時を知っている分、今は本当に俳優を天職にされていると感じました」と感慨深く語る。
人間の姿をして日常に紛れ込んだXと、それに翻弄される人々の姿を描いた本作。上野は「人を見る時ってきっと、情報社会の中で、自分が何らかの『フィルター』という名の事前の情報を良かれと思って入れて見ていると思うんです。簡単に対象となるものの印象って、変わってしまうと思うんです。フェイクニュースも多い中、皆さんにもその当たり前の怖さ、虚しさを感じてほしいと思いました」、また「演じた私も林遣都くんも、役や世界観にぴったりだと思います。何の違和感もなく自然に撮影が進んでいきました。遣都くんの役どころが結構複雑なので、大変だったとは思いますがその分見応えのあるお芝居が撮影できたと思います」と林との共演についても語っている。
『隣人X 疑惑の彼女』は12月1日より全国公開。
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