新年を迎えたばかりのおめでたい雰囲気につい忘れがちですが、今日は2018年の最初の映画の日。休み中は何かと家族サービスで忙しいという人も多い一方で、しがらみのない独女は意外と自宅で暇に過ごしていたりするもの。そんなときこそ劇場で、誰よりも先に“映画開き”をするのが最高の元旦の過ごし方といえそうです。そこで、独女にオススメしたい一年の幕開けに相応しい映画を気分別に6作品ご紹介いたします。
●『オリエント急行殺人事件』
まずは、とにかく豪華な気分を味わいたいという人にぴったりなのは、“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの名作を映画化したこちらの作品。今回は、監督・主演を務めたケネス・ブラナーをはじめ、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルスなど各国を代表する主演級のスターたちが大集合。まるでおせち料理のような彩りの豊かさで、どこをとっても見どころ満載の映画となっています。名優たちの演技合戦はもちろん、疾走感あふれるストーリーは、一度乗車したら下車できなくなりそうです。
・【独女のお勧め】2017年の締めくくりに見たいオススメ映画6選
●『カンフー・ヨガ』
続いては、初笑いを求めているという人にオススメの本作。年明けくらいは難しいことも考えず、派手にぶっ飛びたいという人にとっては、その欲求を満たしてくれるはず。カンフーの達人である考古学者を演じたのは、還暦を過ぎたいまなお衰えをまったく感じさせないジャッキー・チェン。期待を裏切らないアクションシーンはもちろん、今回は超高級車によるカーチェイスにも興奮すること間違いなしです。さらに、ラストにはボリウッド顔負けのダンスシーンもあり、お茶目なジャッキーの姿も。足取りも軽く、楽しい気分で劇場を後にできそうです。
●『希望のかなた』
人の優しさに触れたいという人に見て欲しい作品とは、フィンランドの巨匠であるアキ・カウリスマキ監督の最新作にして、ベルリン映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した本作。フィンランドに流れ着いたシリアの難民が直面する現実だけでなく、他者を受け入れることの意味を教えてくれる物語となってます。もはや日本人にとっても他人事ではない難民問題は、今年も大きなテーマになりそうなだけに、目をそらしてはいけないこと。そして、それによって生まれる人間の持つ温かさや希望は、2018年にどんな人間になりたいかを考えさせてくれるはずです。
●『新世紀、パリ・オペラ座』
新年は華やかな雰囲気に包まれたいという人にイチオシの作品は、芸術の最高峰といわれるパリ・オペラ座の舞台裏を映し出しているドキュメンタリー。本作では、バレエやオペラを楽しめるのはもちろん、長年愛されているオペラ座の秘密を見ることもできます。さらに、アーティストたちだけでなく、劇場の総裁やスタッフといった裏方も含め、仕事への向き合い方を考えさせられるので、今年は仕事へ情熱を注ごうと考えている人には、モチベーションをあげる意味でも見ておくべき一本。歴史と伝統あるオペラ座の魅力を存分に味わってみては?
●『パーティで女の子に話しかけるには』
今年こそ運命的な出会いを期待しているという人にご紹介したいのが、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ ミッチェル監督が描く異色のラブストーリー。パンク好きの少年と遠い惑星からきた少女が繰り広げる近未来の「ロミオとジュリエット」ともいえる作品です。なかでも、主演を務めるエル・ファニングの内面から放たれるかわいさと芯の強さは、同じ女性としては学ぶべきところ。それこそが、運命の人を惹きつける力となるのかもしれません。
●『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
以上、新年に見たいオススメの映画6選をご紹介しました。この時期は話題の作品がひしめきあっているだけに、なかなか決められないという人も多いと思いますが、「2018年をどんな年にしていきたいか」などを考えながら、自分らしい一年の幕開けを迎えてください。(文:志村昌美/ライター)
志村昌美(しむら・まさみ)
映画宣伝マンとして洋画や邦画の宣伝に携わったのち、ライターに転向し、現在は映画紹介やインタビューなどを中心に執筆。イタリアとイギリスへの留学経験を経て、日・英・伊・仏のマルチリンガルを目指すべく日々精進中。ハリウッドの大作よりも、ヨーロッパ系の小規模な作品の方が気になりがち。
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
ダイアン・キートン主演『アーサーズ・ウイスキー』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2025.01.04 -
齊藤工のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!/『大きな家』
応募締め切り: 2024.12.27