(…前編「2018年もBL映像化作品に期待! 今や腐女子だけでなく腐男子も!?」より続く)
【興行トレンド】2018年のBL映画/後編
TVドラマにもゲイカップルが登場する時代
他にもヤンキー受けBLとして人気の『睨めば恋』シリーズのゆくえ萌葱がゆくえ高那名義で描いている『ちょっとまて野球部』が実写映画化。原作漫画の「ちょっとまて野球部」はBLではないけれど、熱血野球シーンは皆無でイケメンな野球部員たちのほのぼのとした日常のじゃれあいがかわいい。出演は須賀健太、小関裕太、山本涼介ら、フレッシュな若手が揃っている。
劇場作品ではこれもBLとは違うけど、2016年の大人気アニメ『ユーリ!!! on ICE』の新作劇場版の制作が昨年発表されたから楽しみだ。
さらに、注目していきたいのはTVドラマだ。人気を博した『逃げるは恥だが役に立つ』や『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』など、TVドラマでもいい味を出しているゲイかと思われるキャラクターを見かけるようになった。
これまでもそういったキャラは出てきていたが、オネエ言葉を話していたり男性キャラクターに色目を使ったりと、いかにもな感じでイロモノ系であることが多かった。ただ、昨今のドラマではキャラクターの個性のひとつとして自然に描かれることも多くなった。
フジテレビで1月18日スタートの『隣の家族は青く見える』は、集合住宅に住む者たちのさまざまな問題を描くヒューマンドラマで、その中に1組のゲイカップルが登場する。北村匠海と眞島秀和が演じる2人は周囲には叔父と甥と偽っている同性カップルだ。ドラマのなかで彼らがどのように描かれるのか見守りたい。
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