映画『嘘を愛する女』の公開を記念したイベント「新成人も集まれ!嘘を愛する女性限定試写会」が1月14日、スペースFS汐留にて行われ、長澤まさみと高橋一生が登壇した。
本作は「知り尽くしていると思っていた恋人の素性がすべて嘘だったら……」というテーマのもと描かれたラブサスペンス。食品メーカーに勤めるキャリアウーマンの河原由加利(長澤)は、研究医として病院勤務の恋人・小出桔平(高橋)と同棲5年を迎えていたが、ある日、桔平がくも膜下出血で倒れたことにより、名前や職業などすべてが嘘だったとが判明するところから物語が展開していく。
この日は、約80倍という倍率を突破した女性たち限定の試写会だったが、高橋は登場するなり、前列に座っていた報道陣に男性が混じっていることに気づくと「男性は僕ひとりと聞いていたのですが……」とやや拍子抜けした表情を見せる。そんな高橋に長澤も「わたしも『男の人がいる!』って思いました」と同調していた。
長澤と高橋は、大ヒットを記録した『世界の中心で、愛をさけぶ』のほか、舞台などでも共演経験があるが、互いの印象について聞かれると、長澤は「細部までこだわる役作りはすごいなって改めて思いました。この作品で高橋さんは眼鏡をかけているのですが、顔を近づけたとき、匂いを感じたんです。なんの匂いだろうと思って聞いたら『眼鏡を古めかしくしたかったので、コーヒーにつけてもらった』と言うんです」と驚きのエピソードを明かす。
一方の高橋は、長澤について「改めて芯が強い女性だなと感じました。表は柔らかいパッケージで包み込んでいますが、現場での居方などをみていると、しっかりされているなと思いました」と賞賛していた。
長澤は「一年前に撮影した作品が、やっとみなさんに見てもらえる日を迎えられたことをうれしく思います。同世代の女性に共感してもらえる作品だと思います」と胸を張ると、高橋も「嘘を探す中で、嘘か本当かという両極端なものの見方ではなく、嘘の中に真実があることに気づいてもらえたら……」と作品に込めた思いを語っていた。
『嘘を愛する女』は1月20日より全国公開となる。
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