童貞マンガの金字塔として人気の古泉智浩の同名コミックを実写映画化した『チェリーボーイズ』のプレミア上映会が2月2日に渋谷TOEIで行われ、林遣都、俊太郎、池田エライザ、般若、西海謙一郎監督が登壇した。
童貞3人組の1人で、主人公の通称「クンニ」こと国森信一役を演じた林は「挑戦しがいのある役であり作品。男たちの情ない青春物語は今までにやったことがなくて、20代のうちにそういった作品をやりたいと思った」と念願叶った様子。童貞という設定には「まずはそこが最低限のテーマ。童貞に見えなければ成立しない難しい役だけれど、演じ切れたらこの先、俳優として幅を広げることができるのではないかと思った」と話した。
同じく童貞3人組の1人で「ビーチク」こと吉村達也役のは、その通称通り「役的には乳首が長い設定。監督と乳首が長いってどういう感じなのだろうか? と相談しながら役を作り上げました。今しかできない役であり、今後一生ないだろうという役。楽しく演じました」と笑わせた。
童貞3人組から脱・童貞大作戦のターゲットにされる釈笛子役の池田は、童貞3人組に「母性がわいた」と目を細めると、「女性が楽しめる笛子像を作りたいと意欲がわいたけれど、まだ公開前なので感想がないのでビビっています。女子の感想を聞きたい。女子だけの試写会をやって、女子だけでトークしたい」と同性の反応に興味津々の様子だった。
「北斗の拳」でいうラオウ的ポジションという般若は「映画のタイトルを聞いた瞬間、やるしかないでしょ! と。しかも童貞役ではないのでカッコいいじゃん! どこまでカッコよくやれるのかを試しました」と報告。
撮影中、林は童貞感を高めるため、あえて池田と言葉を交わさなかったそうで、池田から「撮影現場で背中を丸めて小さくなりながら3人で群れている姿はチェリーそのものだった」と評されると、「撮影本番は池田さんをどうにかしたいというような気持ちでいなければならず、常に“どうにかしたい”という目で見ていました」と危険な告白。これに池田は「だから仲良くなれなかったんだと思います。でも。その空気感が画面に生きている」と本作をアピールしていた。
『チェリーボーイズ』は2月17日よりシネ・リーブル池袋、渋谷TOEIほかにて全国公開となる。
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