地球の裏側と監視ロボットがつなぐ運命の出会い『きみへの距離、1万キロ』

#きみへの距離、1万キロ

『きみへの距離、1万キロ』本ビジュアル
(C)  Productions Item 7 – II Inc. 2017
『きみへの距離、1万キロ』本ビジュアル
(C) Productions Item 7 – II Inc. 2017

第74回ヴェネツィア国際映画祭においてヴェネツィア・デイズ部門フェデオラ賞を獲得し、ヨーロッパの批評家たちから絶賛された『きみへの距離、1万キロ』。この映画の予告編と本ビジュアルが解禁となった。

[動画]解禁となった『きみへの距離、1万キロ』予告編

メガホンをとったのは、『魔女と呼ばれた少女』(12年)で第85回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたカナダの気鋭キム・グエン監督。物語は、遠く離れた地球の反対側から監視ロボットを通じて出会う男女の運命の恋を描き出す。

解禁となった予告編は、北アフリカの砂漠地帯にある石油パイプライン。遥か1万キロ離れたデトロイトから6本足の小さなクモ型ロボットを使って石油泥棒を監視するオペレーターのゴードン(ジョー・コール)が、そのロボットを通して若く美しい女性アユーシャ(リナ・エル=アラビ)を偶然見つけるところから幕を開ける。

恋人らしい男性といる彼女だが、聞こえてきた会話は「ヨーロッパへ逃げよう」というもの。彼女は望まない結婚を親から強要されており、その前に恋人と一緒にヨーロッパへ逃げる計画を立てているようだ。彼女を忘れようとするゴードンだが、その後も、監視中の砂漠で彼女を探してしまい、悲しそうな顔をしている彼女を見つける。そして、会社のルールを無視し、思わずロボットを通して彼女に話しかけてしまう。

「恋人と国外へ逃げるんだよね? デトロイトから君を見てた」「なぜ尾けるの?」「君を助けたいんだ」。あらゆる手段を使って、彼女と恋人の幸せのために地球の裏側・デトロイトから大胆な計画を立てるゴードン。次第に心を開いていくアユーシャ。何も見返りを求めず、ただ彼女の幸せを願うゴードンとアユーシャ。2人の運命とは?

『きみへの距離、1万キロ』は4月7日より新宿シネマカリテほかにて全国順次公開となる。