世界中で愛されている“あのうさぎ”を初めて実写映画化した『ピーターラビット』のワールドプレミアが現地時間2月3日にロサンゼルスのパシフィックシアターズで行われた。
本作は、全世界110ヵ国(35ヵ国語)で発行され、シリーズ累計2億5000万部を誇るビアトリクス・ポター原作のベストセラー絵本が原作。豊かな自然に囲まれたイギリスの湖水地方を舞台に、元気いっぱいでいたずら好きなうさぎ・ピーターと、自然を愛する心優しい女性ビアが暮らすお隣に、大都会のロンドンからちょっぴり神経質そうな男性トーマス・マグレガーが引っ越してくるという、オリジナルストーリーで映画化される。
この日の会場となったパシフィックシアターズは、湖水地方をイメージしたガーデン・デコレーションで彩られ、レッドカーペットならぬグリーンカーペットが敷かれる中、『ANNIE/アニー』でミュージカルの手腕をいかんなく発揮したウィル・グラック監督をはじめ、ビア役を演じたローズ・バーン、マグレガー役を演じたドーナル・グリーソン、ピーターの声を演じたジェームズ・コーデン、ピーターの妹のフロプシーの声を演じたマーゴット・ロビー、モプシーを演じたエリザベス・デビッキらが出席。
ピーターの声を担当したコーデンは「イギリスで育った誰もがこのキャラクターを知っていて、読んだことがあるけど、映画は(ビアトリクス・)ポターが作り上げたキャラクターの真実を表していると思うし、彼女の作品への素晴らしいオマージュやエピソードが隠されているんだ。監督のウィル・グラックや制作チームが素晴らしいことをやり遂げたという証拠だよね」と製作チームを賞賛。
これに監督は「脚本の段階で声はジェームズ・コーデンであることを確信していて、脚本を直しながら、ジェームズの声と一緒に作り上げていったんだ」とコーデンを讃えた。
さらに監督は、プレミア1週間前まで最後の仕上げにこだわり、最新テクノロジーを駆使してピーターがまるでスクリーンから飛び出してきたかのよう描いたことにも触れ、「もしビアトリクス・ポターさんが現代に生きていたら、この映画を楽しんでくれることを切に願うよ」と原作者への思いを口にした。
また、のどかで色鮮やかな湖水地方の花々を思わせるBROCK COLLECTIONのフローラルドレスで登場したピーターの妹フロプシー役の声を演じたロビーは、本作に登場する動物たちがとびきりお気に入りのようで「CGであることはすぐに忘れてしまうほど一体感があって、世界に入り込める楽しい体験よ」と映画の動物たちがいかに生き生きしているかを話していた。
『ピーターラビット』は5月より全国公開となる。
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