映画『サニー/32』の新潟先行公開・初日舞台挨拶が2月9日にティ・ジョイ新潟万代で行われ、4月にNGT48、ならびにAKB48グループから卒業する主演の北原里英と白石和彌監督が登壇した。
ちょうど1年前の昨年2月に新潟県で撮影が行われた本作。北原は「撮影中は過酷な環境ではありましたが、白石監督作品に主演として参加させていただけている時間は夢のようでした。この映画は私の宝物で、今日、初日を迎えて自分の手から離れていく感覚が少し寂しかったりもします。でも、これからはたくさんの方にご覧いただくことで作品が育っていくのだと思います。みなさんに可愛がっていただけたら嬉しいです」と挨拶。
白石監督は「助監督時代に新潟へよく撮影に来ていて、映画人生のスタートの地とも言えるここ新潟で監督作品として撮影したいと思っていました。北原さんを主演に迎え、新潟で撮影をした作品がこうして初日を迎え本当に嬉しいです」と振り返ると、「この映画が解き放たれるときが来たなという思いです。どういう風にこの映画をお客さんが受け止めてくれるのか、非常に楽しみです」と、初日を迎えた心境を口にした。
また、AKB48グループ卒業後は、本格的に女優業をスタートさせる北原は、この映画を通して何か発見したことはあったか? という質問に「アイドルとして10年間活動してきて、なかなか初体験をすることが少なくなってくると感じていた中で、この作品は全身全霊で初体験をさせてもらったと思っています」と答えた。
この日は、先行公開初日を祝して、北原が所属するNGT48から荻野由佳、加藤美南の2人も応援ゲストとして駆けつけ、北原と白石監督へ花束を手渡した。この映画について荻野は「映画を見させていただいて、(北原)里英さんにこんな一面があるんだ、こんな役を演じられるんだと不思議な気持ちでした。映画もワクワク・ドキドキ・ハラハラがいっぱいで…」と語り、自身の目を覆いながら「ワッ! ヒィー! キャー!」と本作を見た人はどうなるのかを表現。「本当に最後まで目が離せない映画でした」と続け会場を盛り上げた。
一方、加藤とって本作は見たことがないタイプの映画だったようで、「新潟県で撮影されて、里英さんが主演で、これは新潟県民全員に見てもらいたいなと思いました。私は怖い映画を見たことがなくて、初めてだったのですが、アトラクションに乗っている時って気持ちが急上昇、急降下しますけど、この映画もそうで、こんなに心からエネルギーを使う映画ってあるのかと思いました。怖いシーンがあるかもしれないけど、一瞬も目を離さないで見てください!」と自身が受けた衝撃を口にしていた。
最後に北原は「今日から『サニー/32』は見てくださったみなさまのものになっていくと思います。色々な感想が出る作品だと思いますが、その全てを受け止めたいと思いますので、先の読めないストーリーを1秒足りとも目を離さずに見てもらえたら嬉しいです」とアピールしていた。
『サニー/32』は2月17日より全国公開となる。
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