広瀬すず、『ちはやふる』卒業に寂しさ通り越し「すごく気持ちいい」

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広瀬すず
広瀬すず
広瀬すず
広瀬すずら、はじける笑顔を見せる『ちはやふる』キャスト陣
広瀬すず(中央)
広瀬すず(中央)
『ちはやふる』キャスト陣
松岡茉優
新田真剣佑
優希美青
上白石萌音
佐野勇斗
野村周平
左から松岡茉優、新田真剣佑、広瀬すず
小泉徳宏監督に抱きつく広瀬すず
優希美青と広瀬すず

映画『ちはやふる -結び-』の初日舞台挨拶が3月17日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、主演の広瀬すずをはじめ、野村周平、新田真剣佑、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、優希美青、佐野勇斗、清原果耶、松岡茉優、賀来賢人、小泉徳宏監督が出席した。

『ちはやふる -結び-』初日舞台挨拶、その他の写真

本作は競技かるたを題材にした末次由紀の人気コミックを原作に、全国大会を目指す瑞沢高校かるた部メンバーたちの熱い思いを描いた青春映画の完結編。高校3年生になった主人公たちが、進路に悩みながらも卒業前の最後の大会に挑む姿が描かれていく。

この日はいよいよ完結編が公開を迎えるとあり、イベント冒頭では登壇した旬な若手俳優陣が劇場中央の扉より入場。客席間の通路を通ってステージに向かい、劇場内は大歓声に。

16歳の頃にシリーズ1作目で初主演に抜てきされ、今年6月には20歳を迎える広瀬は、本作公開に「段々と“初”が少なくなっていく中で、こうして今も初主演した映画の公開が残っていました」と話し、「私にとっては宝物のような作品であり、そして仲間に出会えたと思います」と思い入れたっぷりにコメント。

松岡から「20歳になったら何したい?」と聞かれると、広瀬は首をかしげながら「何もしなくていいかも」と思案し、「やりたいことある?」と聞かれるも「ない。逆に(20歳になると)何かある?」と質問。「このままがいいなと思います」と10代終わりを名残惜しんだ。

壇上では、劇中そのままの和気あいあいとしたクロストークで観客を沸かせたほか、完結編にちなんでサプライズで『ちはやふる』からの卒業式を実施。小泉監督が1人ひとりに言葉とともに卒業証書を贈り、キャスト一同を感動と喜びに包む一幕も。

最後に卒業生代表として挨拶を求められた広瀬は、改めて本作の公開について「寂しいとかを通り越して、ある意味すごく気持ちがいいです」と晴れやかな笑み。続けて「この作品に出会えたことで、何となく始めていたお仕事に『やりたいことが見つかったかな』と思えた瞬間が、この3年間にありました。役を通り越して、ここにいるみなさんと本当の仲間になれたことが自分の中で何よりの支えになっています」と話した。
(text&photo:中村好伸)