地方のローカル鉄道を舞台に、人と人とのつながりや、自分の生き方を見つめ直す姿を温かく描いた人気シリーズ『RAILWAYS』。これまでに『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(10年)、『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(11年)と2本の映画が作られてきたこのシリーズに、新たに3作目『かぞくいろ』が加わるが、その追加キャストが発表となった。
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本作の舞台となるのは、熊本県・八代から鹿児島県・川内を結ぶ「肥薩おれんじ鉄道」。シリーズ初となる女性運転士・奥薗晶役に有村架純。晶の義父・奥薗節夫役に國村隼。晶の息子の担任教師・佐々木ゆり役に桜庭ななみ。晶の息子・奥薗駿也役に歸山竜成(きやま・りゅうせい)など、世代を超えたキャスが集まり、血の繋がらない家族が新しい家族のカタチを見つけていく“再生”の物語を、『バースデーカード』(16年)などの吉田康弘監督が描く。
今回、新たに発表された追加キャストは青木崇高、筒井真理子、木下ほうか、板尾創路の4人。青木崇高が演じるのは、愛する晶や駿也を残し、ある日突然、病で急逝してしまう奥薗修平役。國村扮する節夫の妹で、陰ながら晶や駿也を見守っていく楠木幸江役を筒井真理子が演じる。
さらに、節夫の定年を惜しみ、晶にも様々なアドバイスをするおれんじ鉄道職員の相羽雅樹役を木下ほうか。晶の先輩運転士で、厳しい心で試験官として指導にあたる水嶋徹役を板尾創路が演じる。
木下は「地方を舞台にした映画が面白い理由は2つある。そこにしかない風景を見ることと、土地のことばを聞くことだ。我々俳優はそのうちのことばを受持つが、今作はさらに3つ目の楽しみとして、気動車が登場する。ご期待を!」。板尾は「鹿児島は南国だと思っていたんですが、雪が降る中の撮影もあり、驚きながらも撮影に臨みました。短い期間でしたが、いい作品に出会うことができました。寒い中で撮った、あたたかい『かぞくいろ』を楽しみにして下さい」とそれぞれコメントを寄せている。
『かぞくいろ』は1月上旬にクランクインし、2月中旬にクランクアップ。現在はポストプロダクション中で、2018年公開予定となっている。
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