『福田村事件』が観客動員数10万人を突破!関東大震災後の混乱のなか”虐殺”はなぜ起きたのか…話題呼び多くの劇場で満席続出
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パンフレットの印刷部数は3万部、計172劇場で公開が決定
森達也が初めて劇映画の監督に挑み、1923年9月1日の関東大震災から5日後に千葉県福田村で起こった虐殺事件を描いた『福田村事件』。現在、計69ヵ所で上映中の本作が、9月23日に観客動員数10万人を突破した。9月24日時点で動員人数10万4416名、興行成績1億4091万1710円に達する。
・関東大震災後の混乱のなか、村人を大虐殺へと駆り立てたものとは!?『福田村事件』特報公開
本作が描くのは、1923年9月1日に発生した関東大震災から5日後、地震後の混乱のなか、千葉県福田村で行商団9人が殺された実際の虐殺事件・福田村事件。彼らはなぜ殺されたのか、村人たちはなぜ彼らを殺したのか。関東大震災から100年となる2023年、歴史の闇に葬られてきた事実が明らかになる。
主演を務めるのは、現在の日本映画界で圧倒的な存在感を放つ井浦新と、森監督が本作への出演を熱望し、荒井晴彦が脚本を担当した映画『幼な子われらに生まれ』(17年)で第41回山路ふみ子女優賞、第42回報知映画賞ほか数々の助演女優賞を獲得した田中麗奈。
共演には永山瑛太、東出昌大、コムアイ、向里祐香、カトウシンスケ、松浦祐也、木竜麻生、杉田雷麟、ピエール瀧、水道橋博士、豊原功補、柄本明ほか、世代や主な活動フィールドを超えた多種多様な錚々たる面々が、森監督が渾身の力を込めた初劇映画作品に集結した。
公開から2週間が経過した本作だが、テアトル新宿をはじめ多くの劇場で満席が続出。特にコロナ禍以降、客足が鈍っていたシニア層が多く劇場へ足を運んでおり、題材に関する関心が高くより詳しく作品の経緯や内容について知りたいという熱量の高い方が多く見受けられた。
その印象は、本作の公式パンフレットの購入率にもつながっている。パンフレットは公開当初の予想をはるかに上回る売れ行きとなっており、増刷を繰り返してこれまでの総印刷数は3万部に上った。
今後も上映劇場はまだまだ増加予定で、これまで上映を行った劇場も含め計172劇場で公開が決まっている。各地で舞台挨拶・アフタートークなども開催される予定だ。
『福田村事件』は現在公開中。
・[動画]井浦新×田中麗奈、永山瑛太、東出昌大ら地震後の混乱の中で起きた虐殺事件を描く/映画『福田村事件』予告編
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