『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン役で強烈な印象を残したマーゴット・ロビー主演『死の谷間』の予告編が解禁となった。
本作は、1976年にエドガー・アラン・ポー賞を受賞したロバート・C・オブライエンの「死の影の谷間」を原作に、核汚染を免れた奇跡の谷で1人の女と2人の男が繰り広げるSFサスペンス。死の灰に覆われた世界で、たった1つ放射能汚染を免れた小さな谷(=第2のエデン)に住む女性アン・バーデンは、自分が唯一の生存者だと思い、愛犬とともに1日1日をただ過ごしている。ある日、見たことのない車両と宇宙服のような防護服を着た黒人男性ジョンを発見する。
男は汚染された滝壺で水浴びをしたことで体調を崩すが、彼女の救護によって一命を取り留める。男の体調が回復すると、2人は1つ屋根の下で、自然と共同生活を始める。科学者で、宗教観も考え方も異なる男との生活に戸惑いを感じるアンだったが、生活するうちに2人の距離は縮まっていく。だが、もう1人の生存者である白人男性ケイレブが現れたことで、彼らの生活は一変する…。
マーゴット・ロビーが演じるのは、主人公のアン・バーデン役。冒頭にも記したようにロビーは『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン役を演じたほか、『ターザン:REBORN』ではターザンことジョン・クレイトンの妻ジェーン役を演じたほか、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(5月4日公開)では本年度アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
科学者のジョン役を、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたキウェテル・イジョフォー、謎の炭鉱夫ケイレブ役を、新しい『スター・トレック』シリーズでジェームズ・T・カーク役に扮したほか、『ワンダーウーマン』など話題作に出演するクリス・パイン。監督を『コンプライアンス 服従の心理』のクレイグ・ゾベルがつとめる。
解禁となった予告編は、不穏な空気が流れる映像とともに幕開け。そうした中、フード付きのレインコートのようなものを着込んだ人物が映し出され、ついで「核汚染によって壊滅した地球」というテロップが挟まり、先ほどの人物がマスクをコートを脱ぎ、マスクを取り去ると、そこからマーゴット・ロビー演じるアンの姿が現れ、「唯一残された奇跡の谷」というテロップが続く。
「彼を信用しすぎだ。白人同士で組むのは問題ないが」とアンに忠告する黒人男性。一方、男同士の狩の途中に黒人男性から「何を賭ける?」と聞かれた白人男性は「アンだ」と答える場面も。人種、宗教観の異なる男女の三角関係によって、第2のエデンが崩れていく様子が映し出されていく。
はたして3人はどうなっていくのか? 『死の谷間』は6月23日より新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開となる。
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