映画『となりの怪物くん』公開直前イベントが4月23日にEX THEATER ROPPONGIで行われ、菅田将暉、土屋太凰、主題歌を担当した西野カナが出席した。
本作は同名人気コミックが原作。行動予測不可能な問題児で怪物と呼ばれる吉田春(菅田)と、恋愛経験ゼロで友だちもいない女子高生・水谷雫(土屋)との恋を描いた恋愛映画。イベントは門出や出会いを描いた内容にちなんで新入生や新社会人を対象に行われ、登壇者がそれぞれエールを送ったほか、自身の門出エピソードも紹介した。
菅田は9年前、上京した16歳の頃を振り返り「誰も知らないところにみんな標準語で、変な感じでした。僕はその時、標準語を知らなかったので、監督が『やだやだ』と言うのが関西人からしたら赤ちゃん言葉に聞こえてるので気持ち悪いなと思ってしまったり」と初々しい思い違いを述懐。
MCから新生活を「ドキドキでしたか?」と聞かれると、「ドキドキを超えてパニックですよ。何していいかわからないというか、朝、自分で起きて、朝4時くらいに仕事場に行ったのも初めてでしたし、全部新しかったです」と振り返った。
当時は身長がまだ130センチと小柄だったために合格に自信がなかったそうだが、土屋は「薬師丸さんのメッセージを聞いて、『女優になりたい』ではなく『なってやる!』というくらいの気持ちになったのが、今思えば門出の瞬間かな」と気持ちが大きく変わった瞬間を振り返った。
この日はほかに、主題歌を担当した西野の生ライブも行われ、フレッシャーズを勇気づけていた。
『となりの怪物くん』は4月27日より全国公開となる。
(text&photo:中村好伸)
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