参勤交代の次は引っ越し!? 星野源主演、高橋一生・高畑充希共演で痛快時代劇を映画化

#星野源

『引っ越し大名(仮題)』主演の星野源(中央)と、共演の高橋一生(左)と高畑充希(右)
『引っ越し大名(仮題)』主演の星野源(中央)と、共演の高橋一生(左)と高畑充希(右)
『引っ越し大名(仮題)』主演の星野源(中央)と、共演の高橋一生(左)と高畑充希(右)
「引っ越し大名三千里」(ハルキ文庫刊)書影

星野源主演、高橋一生と高畑充希の共演で、『超高速!参勤交代』シリーズの土橋章宏原作の痛快時代小説「引っ越し大名三千里」が『引っ越し大名(仮題)』として映画化されることがわかった。『のぼうの城』の犬童一心監督がメガホンをとる。

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『超高速!参勤交代』の題材はタイトルにもあるように“参勤交代”だったが、今回の題材もタイトルそのものの“引っ越し”。生涯に7回もの国替え(引っ越し)を命じられた実在の大名・松平直矩(なおのり)をモデルに、参勤交代をはるかに上回る莫大な費用がかかる無理難題の引っ越しをせねばならないお国の一大事を救うため、あらん限りの知恵と工夫で乗り切ろうとする姫路藩の藩士たちの汗と努力と涙と笑いの物語だ。

姫路藩書庫番の片桐春之介は、いつも書庫にこもりっきりの本の虫で、人と接するのが苦手なために「かたつむり」とあだ名される、いわゆる“引きこもり侍”。ある時、藩主の松平直矩は、幕府からのお達しで国替えを言い渡される。度重なる国替えのせいで借金まみれだというのに、またもや国替え。しかも今回の行先は、豊後(大分県)の日田という、これまでになかった遠方への引っ越し! さらに、減俸までされるという厳しい仕打ちは、まさにお国の一大事だ。

お国最大のピンチを乗り切れるかどうかは国替えを仕切る奉行にかかっているが、あいにく前任者は死去していてノウハウもない。そんな中、書物好きなら博識だろうと、「かたつむり」の春之介に白羽の矢が立ち、“引っ越し奉行”に任命され、すべての采配を取り仕切ることに。はたして、春之介はこの一世一代の大仕事を成し遂げることができるのか!?

星野が、主人公の書庫番で引っ越し奉行・片桐春之介役。高橋が、春之介の幼なじみで、春之介を引っ越し奉行に推薦する御刀番・鷹村源右衛門役。高畑が、前任の引っ越し奉行・板倉の娘で父親から受け継いだ引っ越しのコツを春之介に指南する於蘭(おらん)役を演じる。本作が3人にとって時代劇映画初出演となる。

本作主演に片桐春之介役の星野は「オファーをいただいた時、時代劇の主演だというのでどんなシリアスな役柄だろうと身構えたのですが、その役が『引きこもり侍』だと聞き、楽しい作品になりそうだと非常にワクワクしました。僕が演じる片桐春之介は、本を読むのが大好きで、人と接するのが苦手な男です。そんな内気な男が“引越し奉行”として無理やり引っ張り出されたことを切っ掛けに、人と接し、悩み、協力し、己の才能を開花させていきます。脚本を読み、その痛快かつ胸が震えるようなストーリーに驚きました。犬童監督、一生くん、充希ちゃんをはじめ、素晴らしいスタッフ・キャストのみなさまとお仕事できることを光栄に思います。久しぶりの主演作品『引っ越し大名』。春之介として精一杯楽しみたいと思います」。

鷹村源右衛門役の高橋は「台本を読ませていただいて、この役をなぜ僕にお声掛けくださったのか、嬉しく思うと同時に不思議でなりませんでした。俳優は、少しずつそのイメージの幅が狭まってくるものだと理解しています。それでも僕は幸運なことに、今までいただいた役それぞれが独立していたと思います。ただ、今回演じる鷹村源右衛門は、今までとはさらに違った方法論を持ち出さなければならないことを感じていますし、それをこの組で、この共演者の方々と共に作っていけることが楽しみで仕方ありません」。

於蘭役の高畑は「2015年の犬童監督とのメッセージのやりとり履歴を先日発見して、『いつか一緒に。』という言葉を見つけ、やっと実現するんだなぁ、と嬉しくなっています。時代劇で、京都で、馬にまで乗る。慣れないことだらけですが、未知の場所に思いっきりダイブするつもりで。以前わたしの奥様だった(笑)源さん、高橋さんがいてくださることが、とてもとても心強いです。ほぼ紅一点、そわそわします。がんばります」と述べている。

『引っ越し大名(仮題)』は今年5月〜6月に撮影し、2019年に全国公開となる。

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