『木靴の樹』(78年)、『聖なる酔っ払いの伝説』(88年)、『緑はよみがえる』(14年)などで知られるイタリアの名匠エルマンノ・オルミ監督が、5月7日にヴェネト州アジアーゴの病院で死去した。86歳だった。
オルミ監督は1931年7月24日、イタリアのベルガモ生まれ。59年に初の長編劇映画『時は止まりぬ』を発表。78年には19世紀末ベルガモの農夫の生活を描いた『木靴の樹』で、カンヌ国際映画祭グランプリ(現在のパルムドール)を受賞。88年には『聖なる酔っぱらいの伝説』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝いたほか、08年には長年の功績が称えられ、ヴェネチア国際映画祭より栄誉金獅子賞が贈呈されている。
オルミ監督は76年、田舎の自然に囲まれる生活を選び、『緑はよみがえる』の撮影地ともなったアジアーゴ高原に移り住み、その地で86歳の生涯を終えている。
その『緑はよみがえる』は5月22日午前6:30と6月9日午後4:50にWOWOWで放映予定となっている。
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