世界一過酷なER現場描く本格医療ドラマ『コード・ブラック』本編映像到着

#海外ドラマ

『コード・ブラック 生と死の間で シーズン1』ジャケット写真
(C) 2018 ABC Studios and CBS Studios, Inc
『コード・ブラック 生と死の間で シーズン1』ジャケット写真
(C) 2018 ABC Studios and CBS Studios, Inc

人気海外ドラマの新シリーズで、命の尊さを真正面から問いかける本格医療ドラマ『コード・ブラック 生と死の間で』。この作品の『シーズン1』第1弾DVDレンタルとデジタル配信がスタートしたのを記念し、臨場感あふれる本編クリップ映像が解禁となった。

[動画]本格医療ドラマ『コード・ブラック 生と死の間で』迫真の本編クリップ映像

本作は、数々の賞を獲得した同名ドキュメンタリー映画を製作したスタッフによる、全米で最も多忙なER(救急救命室)を舞台にした医療ドラマ。タイトルにも入っている「コード」とは、主にアメリカやカナダの医療・事故・犯罪現場で使用される専門用語で、多くの人が瞬時に情報共有できるようにするために用いられる言葉。

中でも「コード・ブラック」とは、患者数がERの許容量を超える緊急事態のこと。平均発生回数は5回ほどなのに対し、この作品の舞台であるエンジェルス記念病院では年間300回も「コード・ブラック」が発生する。その世界一過酷なERで、医師や看護師たちが命と向き合う姿を圧倒的な臨場感でリアルに描き出し、命の重さ、大切さをとことんリスペクトする医師たちの真摯な姿が、放送開始当初から話題を呼んでいる。

解禁となった映像は、研修医のマラヤが病院内でとある事件に巻き込まれ、大ケガを負いながらERにたどり着くところからスタート。ストレッチャーに寝かせられた彼女の隣に横たわるのは上司のER部長。命を救う側であるはずの彼らの身に一体何が起こったのか? そうした中、新たに運ばれてきたのは、なんと事件の犯人。「あの男を近づけないで」とパニック状態になるマラヤ。彼女だけでなく、その場に居合わせた誰もが「本当は犯人を救いたくない」と思いながらも、医師としてできる限りの手を尽くすという内容だ。

突発的な事件発生に現場は騒然。加えて、被害者と加害者が一緒になってしまうという状況が、命を救うために一刻を争っている医療スタッフたちの心の内までをざわつかせる様子が、およそ1分半の映像の中に収められている。

そんな本ドラマの見どころを紹介してくれるのは、海外ドラマを年間1500本以上を見るという、海外ドラマ・コラムニストの伊藤ハルカ氏。同氏が挙げるポイントは、次の3点だ。

[1]歴代医療ドラマの域を超える、圧倒的な臨場感
ラブロマンスを見どころとしていたり、ヒューマンドラマをメインにしていたりする医療ドラマが数多くある中で、『コード・ブラック 生と死の間で』は、臨場感あふれる救命現場を主眼に置いた本格派ERドラマ。年に300回も「コード・ブラック」に陥る慌ただしい救命現場や、重篤な患者に優先順位をつけ治療に臨むドクターたちの鬼気迫る様子は非常にリアルで、まるでドキュメンタリー番組を見ているような感覚に陥る。

[2]オスカー女優が演じるスゴ腕ドクター
本作に欠かせないのが、オスカー女優マーシャ・ゲイ・ハーデン演じるER主任リアンの存在。リアンは飲酒運転事故により、夫と2人の子どもを亡くした過去を背負いながら、ERでは冷静に的確な判断をする頭の切れるドクターだ。時にそれが冷酷と思われることもあるが、彼女の現実主義こそERに最も必要な感覚だったりする。指導医として、女性として、夫を亡くした妻として、子どもを亡くした母として、ストーリーが進むごとに様々な顔を見せてくれる。

[3]生きることの重みを真正面から問う秀逸なドラマ
自分に何かあったら、このERに運ばれたいと強く思う。その理由は、ここで働くドクターがみな、「絶対に誰も死なせない」という強い思いをもっているから。年に300回も許容量をオーバーする現場ゆえに、常に患者に優先順位をつける。でもそれは見殺しにするわけではなく、1人として犠牲者を出さないため。有名人や犯罪者、仲間など実に様々な患者の治療にあたるドクターだが、相手が誰であれ、どの命も平等に、尊く扱う彼らの姿には敬服しかない。

はたして、マラヤは助かるのか? そして犯人の狙いは? 映像の続きが気になる『コード・ブラック 生と死の間で シーズン1』は第1弾DVDレンタル中、デジタル配信中。5月23日より第2弾レンタル開始、DVD COMPLETE BOX(1万円+税)も発売となる。