映画『のみとり侍』の初日舞台挨拶が5月18日にTOHOシネマズ 日比谷で行なわれ、主演の阿部寛をはじめ、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、松重豊、鶴橋康夫監督が登壇した。
本作は、小松重男の短編小説「蚤とり侍」をモチーフに名匠・鶴橋康夫監督が映画化した人情時代劇。長岡藩のエリート藩士でありながら、藩主の逆鱗にふれ、表向きは客の飼い猫の蚤を取って日銭を稼ぐ仕事、その実態は床で女性に愛をお届けする裏稼業である“蚤とり”に左遷された小林寛之進(阿部寛)の激動の人生の一部分を描く。
寺島以外はみな180cm以上というキャストたちが勢ぞろいすると、パワハラを存分に発揮する長岡藩主を演じた松重は「江戸時代に185cmを超えた男たちがこれだけいるなんてありえないですよね」と呆れ顔で阿部らを見渡す。寺小屋の先生役の斎藤も「僕も上背はある方ですが、先輩方がより高いので…」と自らの身長184cmを超える50代トリオの背の高さを強調する。
さらに斎藤は「阿部さんは役柄の心情によってサイズをコントロールできるのかと思うぐらい、状況によって大きさが変わっていた」と独特の表現で阿部を賞賛すると、阿部は「斎藤くんと並ぶときは、身長を合わせるようにして、松重さんといるときは、少しでも上にいけるように背伸びをしていたんです」と冗談を言って客席を盛り上げる。
本作は、男女の交わりも多く描写されている艶っぽい作品だが、寺島は「私は子どもを生んだけれど大丈夫かしらと思い、鶴橋監督に相談したら『オーライ』と言ってくれたので安心しました」と裏話を披露。阿部は「R15と言われていますが、高校生から見ることができる映画です。劇場で大笑いして楽しめる、ちょっとエッチな映画です」と作品をアピールしていた。(text&photo:磯部正和)
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