出演決めた理由は「塩田監督だから」? 来年出演の大河ドラマについても語る
内野聖陽が主演し、塩田明彦が原作・脚本・監督を手掛ける映画『春画先生』が公開。ムビコレでは、柄本佑のインタビューを掲載中だ。
江戸文化の裏の華である春画の奥深い魅力を真面目に説く変わり者の春画研究者と、しっかり者の弟子という師弟コンビが繰り広げる春画愛をコミカルに描く本作。柄本は、内野聖陽演じる芳賀一郎(春画先生)が執筆する「春画大全」の編集者・辻村俊介を演じている。
「出演を決めた理由というと、やはり塩田監督からお話をいただいたというのが一番大きいですし、それしかないと言っても過言ではないぐらいです」と、出演に至った経緯を話す柄本。「春画というものをテーマにしながら、洒脱で軽くて、かつ過不足のない簡潔さがあって、とても面白い本だなと思ったのを覚えています」と脚本を読んだ第一印象を振り返る。
塩田監督から「辻村はいい加減な色男なので」と説明された柄本は、脚本から立ち上がってくる発想を大切に役作りしたという。
柄本はその発想を、辻村が身につける衣装や小道具にも反映させたと語る。「先生と弓子と鑑定旅行に行く時のサングラスを、『かけませんか?』と提案させてもらいました。一応仕事なんだけど、こいつバカンスのつもりで来てんじゃんねえの?みたいな感じでサングラスをかけている(笑)」。
さらに、「あとはパンツの色です(笑)」と続ける柄本。「衣装合わせが終わった後に『なんかもうちょっとバカみたいな色がいいんですよね』と話をして、その時、天気が良かったんで、『こういう空の色みたいなやつとかありますか?』と言って、探してもらいました」と、辻村が身につけるTバック型のパンツの色にもこだわったことを明かした。
来年のNHK大河ドラマ『光る君へ』にも出演が決定している柄本。柄本が演じる藤原道長については、「道長さんという人は、時の権力者であり、あんな歌(この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば)を残していたりするので、どこか悪という風な見方をされていますが、実は三男坊で意外にのんびり屋で、一番弟気質だったみたいです。でも父親が亡くなって兄貴たちが早死にしちゃって、そんな気もないのに政の世界に上がらされちゃった人物でもある」と説明。
「のんびり、あっけらかんとしているようなところは、ある種辻村さんの性格と通ずるものは、なくはないかもしれないです」と辻村と藤原道長の共通点についても話してくれた。柄本佑のインタビュー全文はこちらから!
・[動画]柄本佑、衣装で空色のTバックを選択、その経緯/映画『春画先生』インタビュー【前編】
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