内野聖陽、「エッチな講義をするんですか?」という好奇心からスタート!? “春画先生”の役作りで学んだ春画の奥深さ語る

#内野聖陽#春画先生#塩田明彦

photo/小川拓洋
photo/小川拓洋

初めて台本を読んだときは「なんじゃ、これは!という感じでした」

内野聖陽が主演し、塩田明彦が原作・脚本・監督を手掛ける映画『春画先生』が公開。ムビコレでは、内野聖陽のインタビューを掲載中だ。

・『春画先生』内野聖陽インタビュー

いにしえから人間の性愛を描いてきた春画。特に江戸時代の浮世絵師たちが描いた作品は大胆な着想で「笑い絵」の異名もとる芸術だ。本作は、そんな春画に魅せられた変わり者の研究者と、しっかり者の弟子の師弟コンビの風変わりな冒険を描いた作品である。

主人公であり、尋常ではない春画愛を炸裂させる春画の研究者、“春画先生”こと芳賀一郎を演じた内野。最初に台本を読んだ時の驚きを「僕も台本を読んだ瞬間、衝撃でしたね。(笑)。なんじゃ、これは!という感じでした」と振り返る。

普段から“健康的なものやホームドラマ”は得意ではなく、影のあるものや目を背けたくなりそうなものに惹かれるという内野は、「だから、『春画先生』というタイトルだけでも引き寄せられた感は確かに最初ありましたね。“何? 春画先生? エッチな講義をするんですか?みたいな(笑)。普通にそういう好奇心をかきたてられました」と本作に興味を持った理由をこう語る。

それまで、春画に対しての知識はあまりなかったと話す内野の役作りは、“春画鑑賞”からスタート。コレクターに会い実物を見せてもらったりしたという。「春画の歴史=浮世絵の歴史でもあります。浮世絵史の裏バージョンみたいなところがあるので、江戸時代まで遡った春画の流れを学びました」。

さらに「僕は今回出演するまで、春画がこんなに大らかなメッセージを持つものということを知りませんでした。もっと淫靡なもので、人知れずひそやかにムフムフ(笑)と楽しむものというイメージの方が強かった。そんなジメジメしたものではなく、もっとカラッと笑ってしまっていい芸術だというのを、出演して初めて知りましたね」と、本作で学んだ春画の魅力について語ってくれた。

インタビューではほかにも、内野が「乙女キャラのゲイの役をやることですごく振り切れて自由になれました」と話す出演ドラマ『きのう何食べた?』についてや、北香那、安達祐実との共演についても語っている。内野聖陽のインタビュー全文はこちらから!

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