ディーン・フジオカ、インドネシアでの太賀の人気ぶり明かす

#ディーン・フジオカ

ディーン・フジオカと太賀
ディーン・フジオカと太賀
ディーン・フジオカと太賀
左から深田晃司監督、鶴田真由、ディーン・フジオカ、太賀、セカール・サリ、阿部純子

映画『海を駆ける』が5月26日に公開となり、テアトル新宿で行われた初日舞台挨拶にディーン・フジオカ、太賀、鶴田真由、阿部純子、セカール・サリ、深田晃司監督が登壇した。

『海を駆ける』初日舞台挨拶、もう1枚の写真

本作は、インドネシア、バンダ・アチェの海岸で倒れている謎の男(ディーン・フジオカ)が発見されるところから展開していく物語。彼は片言の日本語やインドネシア語を話すが正体は不明。その謎の男にラウ(インドネシア語で「海」の意)と名付け預かることになった貴子(鶴田真由)と息子のタカシ(大賀)たち。その周辺でラウは不思議な奇跡と事件を巻き起こしていく。

撮影は全編インドネシア・スマトラ島のバンダ・アチェで行われており、ディーンは「現場では、インドネシアのスタッフみんなが『まず、あそこのキャスティング会社の人に会った方がいいよ』とか『インドネシアでどうやったら太賀マンジャ(あだ名)が成功するか』を真面目に考えていて、太賀マンジャはマスコット的存在でした」と太賀の人気ぶりを述べると、太賀は「ちょっとでもイケるんじゃないかと思った自分を反省しています。まずは日本でがんばろうと!」と話し笑いを誘った。

さらに深田監督から「この映画がインドネシアで公開されたら、たぶん太賀くんオファーされますよ!」と言われると、大賀は「そういえば、ご飯食べるやり方も最初、ディーンさんに教えていただいたんですよ」とディーンとの仲の良さが伺えるエピソードを振り返った。

一方、深田監督は、印象深い思い出について「海を駆けるシーンを最初の段階から書いていて、初稿の時からこのタイトルだったんですが、どうやって走らせるかっていうのをスタッフで議論していました。最初はルームランナーで走ってもらって合成しようかと思ったんですが、色々試した結果、無理だなと。そこで実際に40mくらいの橋を作ってもらいました。海が満ちて橋が隠れたくらいのところで走ってもらって。だから満潮になってしまうとダメなんですよ。30 分くらいのタイミングを狙って撮影しました。このシーンはCGは使ってない生の映像です!」とコメント。

これにディーンは「インド洋で海に向かって走って行くと、まわりが全部海なので、今思っても不思議な景色、体験でした。振り返って頭から海に突っ込んだのですが、耳や鼻に水が全部入っちゃって、衝撃でしたね。鼻から塩水を入れるのって耳鼻科であるじゃないですか。結構スッキリしましたね(笑)」と体当たりの演技も楽しそうに振り返っていた。