9月16日に引退する安室奈美恵が、引退前最後となる全国ツアー最終公演を6月3日に東京ドームで行い、全国から駆けつけた約5万2000人のファンが彼女の最後の姿を目に焼き付けた。
開演前、ファンからは絶えない奈美恵コール。暗転すると、場内からは悲鳴のような大歓声が巻き起こった。炎を持った演者がステージに登場し聖火台に火を灯す演出から、近年最大のヒット曲「Hero」が披露される。
大ヒットしたアルバムのリードナンバーでもある「Hide & Seek」「Do Me More」やドラマ主題歌「Mint」など、ダンスナンバーが続く。キュートなピンクのワンショルダーミニワンピで披露したのは、これも安室を語る上で欠かせない「Baby Don’t Cry」や「NEW LOOK」だ。
昨年TBS系ドラマ『監獄のお姫さま』主題歌として話題となった「Showtime」でさらに会場のボルテージが上がると、続けざまに数々の代表曲が繰り出される。「SWEET 19 BLUES」「Love Story」は、年代は異なるものの彼女のバラードの中では誰もが納得する大ヒット曲となり、会場に集まったファンによる大合唱となった。
ライブ中盤、95年に発売した「TRY ME 〜私を信じて〜」のイントロが流れると、待ち望んだかのような歓声が上がる。続く「太陽のSEASON」や、サービスモニターに映る1997年と2012年のライブ映像とシンクロするというパフォーマンスを披露した「a walk in the park」、ステージの端から端まで約70mを走りきった後に即座に歌い出す「Chase the Chance」、今聞いても新しい楽曲と、当時よりさらに研ぎ澄まされたパフォーマンスからは、安室のアーティストとしての歴史と、アスリートさながらの驚異的な才能を見せつけられた。
「CAN YOU CELEBRATE?」では、純白のドレスで登場。今までの熱狂が嘘のように静まり返ったドームに、日本を代表する名曲が響く。本篇ラストに披露された「Do It For Love」では、「騒げ!東京!」と会場を盛り上げ、直後には「25 THANK YOU I(ハート)FAN」と書かれた巨大なセットがせり上がる。言葉を発しない安室らしい、ファンへのメッセージだ。
25年間の観客動員数は約500万人、ツアー公演数は716本。最後のCDとなったオールタイム・ベストアルバム「Finally」は発売1週間でミリオンセールスを突破し、今では220万枚を突破。地元である沖縄県民栄誉賞を受賞したことも大きな話題となった安室。
最後のMCでは、「25年間を思い出」と語り、「最後は笑顔で、みんな元気でねー!バイバーイ」とステージを後にした。
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