叔母の過激な”食事管理”、従兄弟の嫌がらせ…少女が体験する悪夢のようなイースターの祝祭『ファミリー・ディナー』
#アレクサンダー・スラデック#ニーナ・カトライン#ピア・ヒアツェッガー#ファミリー・ディナー#ペーター・ヘングル#ミヒャエル・ピンク#映画#ホラー
家庭内の暴力性、ルッキズム、宗教観の変化をスリリングな物語に昇華
トライベッカ映画祭ほか各国の映画祭を席巻した新感覚ホラー映画『FAMILY DINNER』が、邦題『ファミリー・ディナー』として日本公開されることが決定した。本作より日本版ティザービジュアルを紹介する。
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ふくよかな体型に自信の持てない10代の少女シミーは、復活祭(イースター)の休暇を利用して、有名な料理研究家で栄養士の叔母クラウディアのもとを訪ねる。シミーは叔母が健康的なダイエットの力になってくれると期待していたが、叔母の食事指導は思いのほか過激なものだった。
さらに、不可解なほど敵意を剥き出しにしてシミーに嫌がらせを繰り返す従兄弟のフィリップ、そして得体のしれない叔母の新しい夫・シュテファンの存在が、シミーの不安を掻き立てる。そして不気味な家族によるイースターの祝祭が1日また1日と近づくに連れ、美しい料理に彩られた食卓は徐々に悪夢へと変わってゆく。
監督を務めたのは、巨匠ミヒャエル・ハネケも講師を務めるオーストリアの名門ウィーン・フィルムアカデミー出身の新鋭ペーター・ヘングル。彼の長編初監督作となる本作は、家庭内の目に見えぬ暴力性、ルッキズム、食と祝祭における宗教観の変化といった今日的な題材を、静謐かつスリリングな物語に昇華させたことを高く評価され、北米最大級の映画祭の一つ、ニューヨークのトライベッカ映画祭の正式上映作品に選出。同映画祭でワールドプレミアとして華々しく上映されたのを皮切りに、その後もスイスのヌーシャテル、韓国のプチョンといった世界各国の名だたるジャンル系映画祭で、熱狂をもって迎えられた。
物語はイースター(復活祭)の直前、体型にコンプレックスを持つ10代の少女シミーが、減量の手助けをしてもらうために、著名な料理研究家の叔母クラウディアのもとを訪ね、悪夢のような体験をするというもの。今回紹介するティザービジュアルでは、イースターの火祭りのために組み上げられた木々と、死んだウサギを手にした少女シミーが、まるで不気味なモニュメントのようにたたずむ。手前に飾られた美しい料理とのコントラストが、非常に不穏な世界観を感じさせるものになっている。
『ファミリー・ディナー』は12月8日より全国公開。
・『ファミリー・ディナー』日本版ティザービジュアルはこちらから!
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