真木よう子、大泉洋、大谷亮平が出演する話題作『焼肉ドラゴン』の大ヒット祈願イベントが、6月13日に神楽坂にある赤城神社で行われ、真木、大泉、大谷と監督・脚本をつとめる鄭義信も参加。本作に対するさまざまな意気込みを語った。
本作の舞台は1970年。関西の地方都市にある小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む6人家族の物語。この日は劇中の家族が大切にしている家訓に沿ったトークが展開された。
役者陣が家族のような関係で接していたという撮影現場のことを聞かれた真木は「アボジ(父親)役を演じたキム・サンホさんが『家族はみんなでご飯を食べるものだ』という意識を強くもっている方で、お昼や夕食などを一緒に食べていましたね」とコメント。さらに「奥さまが韓国からご家族でいらして、手作りの韓国料理をいただいたりして、とても美味しかったです」と、韓国の名優の気さくな一面を披露した。
大泉もキムのエピソードを披露。「キムさんは、すっかり僕のファンになりましてね。『大泉さん、大泉さん』って言って。僕のレギュラー番組の話をしたら、死ぬほど笑ってましたね」と、こちらは意外な一面を語る。「この前、キムさんがイベントで日本に来た時も『大泉さんに会いたい、大泉さんに会いたい』と言っていて。そのイベントには行けなかったんですが、夜だけ参加して死ぬほど飲まされました。最後はホテルで部屋飲みしちゃって、韓国から持ってきたえらく高い酒を飲んで、とんでもなく酔っぱらいましたね」と明かし、会場を沸かせた。司会者から「それほど気に入られたのであれば、キムさん経由で、いつか韓国映画からお呼びがかかるのは?」と質問されると「そうですね。呼んでくれるのかな、あの人」と満更でもない様子だった。
最後にこの作品の見どころを聞かれると、ここでも大泉節が爆発。「とにかく監督が作った作品はとても素晴らしいのですが、タイトルだけがよくない。『焼肉ドラゴン』というと、ちょっと太り気味の拳法使いが暴れる映画だと思っている人がいるかもしれない。私もそう思いました。面白いのかその舞台はと。しかし、すごい舞台だという噂が広がって。でもチケットが取れなくて、私は北九州まで見に行きました。本当に感動した芝居で忘れられない経験をしました。そして今回映画になったわけですが、本作も舞台に負けない感動巨編になっています。よろしくお願いします」と映画の成功を祈っていた。
『焼肉ドラゴン』は6月22日より全国公開となる。
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