寺尾聰、俳優人生で声優初挑戦! 杉咲花と共にスタジオポノック最新アニメ『屋根裏のラジャー』に出演決定
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「参加できて嬉しかったですし、1人の観客としても楽しみ(杉咲)」
長編第1作『メアリと魔女の花』(17年)で鮮烈なデビューを飾ったスタジオポノックによる長編アニメーション最新作『屋根裏のラジャー』。本作に俳優人生で声優初挑戦となる寺尾聰、『メアリと魔女の花』でヒロインを演じた杉咲花が参加することが明らかとなった。
・誰にも見えない少年が主人公!? スタジオポノック最新作『屋根裏のラジャー』22年夏公開
イギリスの詩人・作家A.F.ハロルドによる感動作「The Imaginary」を原作とする本作は、誰にも見えない少年・ラジャーを主人公に、想像から生まれたイマジナリーフレンドたちが現実と想像が交錯する世界で繰り広げる冒険の物語。歴代のスタジオジブリ作品で活躍した監督・百瀬義行、2度の米国アカデミー賞にノミネートされたプロデューサー・西村義明を中心に、さらなる深化を遂げたスタジオポノックが、圧倒的なアニメーションで描き出す。
彼の名はラジャー。世界の誰にも、その姿は見えない。なぜなら、ラジャーは愛をなくした少女の想像の友だち「イマジナリ」だから。イマジナリには運命があった。人間に忘れられると、消えていく。失意のラジャーがたどり着いたのは、かつて人間に忘れさられた想像たちが、身を寄せ合って暮らす「イマジナリの町」だった──。
今回、本作に寺尾聰が参加することが発表された。黒沢明監督作品『乱』(85年)『夢』(90年)で注目を浴び、『雨あがる』(99年)『半落ち』(04年)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、2008年には紫綬褒章を受章など、日本映画界を代表する俳優であり、歌手としても「ルビーの指環」で大ヒットを記録するなど多彩な才能を発揮する寺尾。長いキャリアの中で、アニメーション映画への参加は本作が初となる。
「アニメーションの中のキャラクターに命を与えられるかどうかとても責任重大で、難しくて怖がってこれまでアフレコのお仕事は一切やってこなかった」と語る寺尾は、本作の物語にほれ込みオファーを快諾。映画をけん引する重要なキャラクターとして、イマジナリの老犬に命を吹き込む。寺尾は初アフレコについて「初めての仕事でしたが百瀬監督や西村プロデューサーなどベテランの方たちから教わることが沢山あると思い、安心して寄りかからせて頂きながら、とても良い温度感を貰ってアフレコさせていただきました」と感想を語っている。
さらに、2017年公開のスタジオポノックの長編第1作となる『メアリと魔女の花』でヒロイン・メアリの声を務めた杉咲花の出演も決定。本作では謎に包まれたオーロラを演じる。
『湯を沸かすほどの熱い愛』(16年)で第40回日本アカデミー賞、最優秀助演女優賞・新人俳優賞など、多くの映画賞を受賞し、今後も数々の話題作公開が控える若手実力派俳優・杉咲。「大胆さと線の細さのどちらもを心に、まだ行ったことのない魅力的な惑星のなかへ、えいやっと踏み出していくような時間でした。参加することができて嬉しかったですし、1人の観客としてもとても楽しみです」と語った。
他、声の出演者として、主人公・ラジャー役に寺田心、ラジャーを生み出した少女・アマンダ役に鈴木梨央、アマンダの母・リジー役に安藤サクラ、イマジナリの少女・エミリ役に仲里依紗、猫のジンザン役に山田孝之、リジーの母・ダウンビートおばあちゃん役に高畑淳子、謎の男・ミスターバンティング役にイッセー尾形らが決定している。
『屋根裏のラジャー』は12月15日より劇場公開。
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