第21回上海国際映画祭に招待されている映画『OVER DRIVE』のレッドカーペットアライバルが6月16日に現地で行われ、主演の新田真剣佑とメガホンをとった羽住英一郎監督が登場。2人は翌6月17日に行われた公式上映&舞台挨拶にも登壇した。
本作は、公道を全開走行する自動車競技「ラリー」を題材に、若者たちの熱い絆と愛を描いた青春映画。主人公・檜山篤洋を東出昌大、真剣佑がその弟・檜山直純役を演じており、日本では6月1日より公開中。F1にも勝るとも劣らない人気を博す「ラリー」がモチーフの映画とあって、世界から熱い注目を集めている本作は、タイやシンガポールなど既にアジア10ヵ国での公開が決定している。
真剣佑と監督は、6月16日に行われたレッドカーペットアライバルにあわせ現地入り。虹橋(ホンチャオ)空港には、現地ファン200人以上が待ち受ける中、2人が到着出口に現れるやいなや「まっけーんっ!」と大歓声が響き渡った。現地ファンは、手作りうちわや真剣佑の大好物であるタピオカミルクティ持参で上海入りを歓迎し、2人は現地の熱狂ぶりに驚きつつも、車に乗り込む最後までファンとの交流を楽しんだ。
その後2人は、上海国際映画祭のオープニングを飾るレッドカーペットアライバルが行われる「上海オペラハウス」へと向かった。『パシフィック・リム』などのハリウッド大作にも出演し、世界からも注目を集める真剣佑にとって、記念すべき海外映画祭デビューとなる本映画祭。全世界から集まった300人以上の報道陣が待ちわびる深紅のレッドカーペットに登場した真剣佑は、煌びやかな衣装に身を包み、初めての海外映画祭とは思えないほど堂々とした様子。
レッドカーペット上では「国境を越えてこの熱い映画は必ず心に届くと思うので、国を問わず、より多くの方々に楽しんでもらえたら嬉しい」と語り、さらに今回参加できなかった東出に向かって「兄貴ー! 兄貴がいたらもっと楽しかったけど、でも兄貴の分まで楽しんでます!」と呼びかけた。海外メディアからの声掛けに応えつつも、ハンディカメラで自撮りを行うなど映画祭の盛り上がりを満喫し、エンジン全開でレッドカーペットを駆け抜けた。
上映後、拍手喝采となった場内に2人が登場すると劇場のボルテージはマックスに! 熱烈な大歓迎を受けた2人が、それぞれが中国語を披露すると、さらなる歓声と拍手に包まれた。壇上で真剣佑は「次は上海で運転してみたい!」と語り、羽住監督も「次は『OVER DRIVE2』で上海ラウンドを撮りたい。そのためにも中国で大勢の方たちに『OVER DRIVE』を見てもらえたら嬉しいです」と述べ、その後、行われた質疑応答で、上海の印象や本作に込めた思いを熱く語る真剣佑に、現地ファンは終始歓喜の声を上げていた。
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