『夏美のホタル』『ふしぎな岬の物語』など映画化が続く森沢明夫の同名小説を映画化した『きらきら眼鏡』。この作品が第21回上海国際映画祭のパノラマ部門に出品され、W主演をつとめた金井浩人と池脇千鶴、安藤政信、犬童一利監督が6月16日に実施されたレッドカーペットイベントに登場したことはすでに報じたとおりだが、今回新たに6月17日に天山电影院剧院厅で行われた舞台挨拶に登壇した。
この日は本作のワールドプレミア上映が開催され、会場で観客と一緒に作品を鑑賞していた4人は、上映終了後、大きな拍手を受けながら登壇。舞台挨拶では、犬童監督が中国語で挨拶をすると、場内からは温かい拍手が。監督は「2年前『つむぐもの』で出品した時の映画館よりも、大きなところでたくさんの方に見ていただけて嬉しいです」と喜びをあらわにした。
また、本作で新人ながらも主演に抜てきされた金井は「全部のシーンが印象に残っていて、全部の時間を立花明海という人間として生きていました。自分自身と役柄との間に境はなくなったように演じていたので、忘れられないかけがえのない時間になりました」と初主演の喜びを噛みしめた。
また安藤が流暢な中国語で挨拶をすると、場内からは一際大きな歓声が! 上海での安藤人気は非常に高く、多くのファンが会場に駆けつけており、特別にファンから安藤への質問コーナーが設けられることに!「今まで演じた役柄は死ぬことが多かったですが、今回はどのように演じましたか?」という質問に安藤は「自分が演じる役の死亡率の高さに驚いていますが、自分が出演するときは、またいつ自分が死ぬかと思いながら演じたりしています(笑)。でも今回は頑張って生きる役なので、今まで演じてきたキャラクターとは違います(笑)」と回答。安藤から言葉が発せられるたびに、若い女性を中心とするファンから黄色い歓声が上がっていた。
『きらきら眼鏡』は9月7日より舞台となった千葉県船橋市のTOHOシネマズ ららぽーと船橋にて先行公開、9月15日より有楽町スバル座ほかにて全国順次公開となる。
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