俳優の小沢仁志が6月19日に都内で緊急記者会見を開き、エイベックス・マネジメントと業務提携したことを発表した。また、この日は小沢の56回目の誕生日ということで、以前に共演した俳優の真喜志一星と女優の飛鳥凛も登場。新しい門出と誕生日を祝った。
「Vシネマ界の帝王」「顔面凶器」など、数々の異名をもつ日本を代表するコワモテ俳優の小沢が重大発表を行うということで、会見には多くの報道陣がつめかけた。そんな中で登場した小沢は「自分の誕生日というのはどうでもいいんですが、これを機に独立して、エイベックスさんと業務提携をさせていただき、今までとは違った視点から仕事に精を出したいと思っています」とコメントした。
エイベックスを提携先に選んだ理由を聞かれると「最近、エンターテインメントの世界は悲しいニュースが多いので、これから明るい話題を提供するためには、エイベックスさんと提携させていただくのが一番じゃないかなと思いました」と回答。さらに、「これからエイベックスと提携することでやってみたい仕事はあるか」という質問には「EXILEのメンバーに入らないかと言われたのですが、歌と踊りはできないので」と会場を笑わせながら、「エイベックスさんの力を借りて、Vシネマや映画、ドラマ以外に、自分にできる可能性を広げていけたらなと思っています」と今後の意気込みを口にした。
ここで「今、Vシネマに若手俳優の方が少ない」という話題に変わると、小沢は「誰が出れば作品が売れるというスターがあまり育ってないですね。これまでに育てたやつらはいるんですが、46歳になっちゃっていて。若いやつがいてもアクションができない、俺たちのタテ社会の中に入ってこられない軟弱なやつが多いですね」と、近年のVシネ界の現状を打ち明けた。
そんな時に小沢が発掘した人材が、同じエイベックスに所属している俳優の真喜志。「これからは真喜志を(後継者として)育てていくというか、弟子に加えていこうかなと思っています。俺も亡くなった松方弘樹さんに育ててもらったので」と話したところで、当の真喜志が登場。「ただいまご紹介にあずかりました真喜志一星と申します。この度、俳優・小沢仁志さんの元で勉強させていただくことになりました。今後とも師匠となります小沢仁志さん、そして真喜志一星の応援をよろしくお願いいたします」と挨拶。
すると、明らかに緊張している真喜志に向かって、事務所の後輩となる小沢は「硬いよ、結婚式のスピーチみたいだろ」と突っ込み。「エンターテインメントなんだからマジメに喋ってると、記者のみなさんもマジメに書いちゃって、小っちゃい記事にしかなんねえぞ」と、いきなり公開説教を炸裂させた。
続けてサプライズゲストとして飛鳥が登場。「日本統一というVシネマで小沢さんの妻役に昇格しました」とうれしそうに語ると、小沢は「あと1年くらいしたら浮気するから」と爆弾発言。現場の雰囲気の良さをそのまま醸し出していた。
最後にコメントを求められると「俺はこれから絶対に負けられない戦いが始まります。それから、撮影でよくお世話になる大阪も先日の地震で大変なことになっています。日本代表はサッカー。俺はエンターテインメントで勇気を与えていけるように、がんばっていきたいと思います」と所信表明とともに、被災地・大阪にもエールを送っていた。
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