沢尻エリカ、犬童監督の手紙に涙「役者人生の中で大切な作品になりました」

#沢尻エリカ 2018.06.24

沢尻エリカ主演映画『猫は抱くもの』の初日舞台挨拶が6月23日に新宿ピカデリーで行われ、沢尻をはじめ、吉沢亮、峯田和伸、コムアイ（水曜日のカンパネラ）、犬童一心監督が登壇した。

沢尻は「本日はお越しいただきありがとうございます。初日を迎えられて本当に嬉しく思っております！」と挨拶。峯田は「普段、僕は音楽をやっていて、コムアイさんもそうなんですけど。珍しいですよね、キャストが4人いて、その半分が本業じゃない音楽の人。楽器がなくて、マイクがないと、こんな大勢のお客さんの前で僕は喋れないですよ」と話すも、沢尻からすかさず「全然大丈夫だから。さっきカメラがないところでは、いっぱい喋っていたじゃん！」と突っ込まれていた。

沢尻と犬童監督は上海国際映画祭から戻ったばかり。「相当の熱狂だったようですが」と司会に尋ねられた沢尻は「やっぱりすごかったですね、中国のみなさんの熱量が。会場もすごい近い距離で、舞台挨拶の時にみなさんから声をかけていただいて嬉しかったです」と振り返り、犬童監督は「上映した劇場は1200人も入るのですが、チケットもソールドアウトで、そんなお客さんに上映後の舞台挨拶で迎えられた時に、みんなが熱狂だったので、この映画イケるんじゃないかという気持ちにさせられました（笑）」と話した。

さらに司会が「9000人の“沢尻会”というファンクラブがあって、その方々が来ていたと聞きましたが」と尋ねられると、沢尻は「すごく嬉しかったです。中々、ファンのみなさんと接する機会がないので」と回答。犬童監督は「みんな沢尻さんの写真を撮っているのがわかったので、僕はできるだけ離れて歩くようにしました」と気を使っていたことを明かし、会場を沸かせた。

また、この日は映画の初日であること以外に、翌6月24日が犬童監督の58歳の誕生日ということで、吉沢演じる猫の良男型ケーキがサプライズ登場！「ハッピバースデー・トゥ・ユー」とキャスト全員でバースデーソング歌い、誕生日を祝福すると、犬童監督は「ありがとうございます！これを思い出に、余生を過ごせたらと思います」と喜びのコメント。

さらに今度は、犬童監督から「沢尻さんの久しぶりの主演映画ということで、手紙を書いてきました」と逆サプライズ。「この手紙を書くのに2週間くらい費やしています。最初、便箋で20枚くらいあったんですけど、（その後）削りに削って1枚にまとめてきました」というと、上着の内ポケットから手紙を取り出し読み始めた。

「沢尻エリカは猫というより、サバンナを駆け巡るチーターだなと思います。女性が生きにくい時代に、自分の在り方で立つその立ち姿に、多くの女性たちが励まされることでしょう。いつまでもそうであってください」と読み上げられると、沢尻は目に涙を浮かべながら「スタッフもそうだし、キャストのみんなもそうだし、本当にいい現場だったなというか。お芝居って、ただやるだけじゃなくて、現場でみんなで作っていくものなんだなと改めて感じました。役者人生の中で大切な作品になりました」と本作に込めた思いを吐露していた。