映画『BLEACH』のジャパンプレミアが6月26日に東京国際フォーラムで行われ、福士蒼汰、杉咲花、吉沢亮、早乙女太一、江口洋介、佐藤信介監督が出席した。
本作は74巻まで発売された久保帯人の同名人気コミックの映画化作品。「死神代行篇」を中心に、死神と名乗る謎の少女・朽木ルキア(杉咲)から死神の力の一部を与えられた高校生の黒崎一護(福士)が、虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊たちと戦う姿を描く。
この日は福士を除くゲスト一同が客席後方の扉より客席間の通路を通って登壇し、観客は大興奮。さらに、ステージ中央に仕掛けられた扉より福士が劇中武器の斬魄刀(ざんぱくとう)をかついで登場するや、映画さながら斬るアクションを生披露。大絶叫するファンへ「久々に斬魄刀を持ったので、衣装も死覇装(しはくしょう)っぽくしようと思って着て来ました。(斬って)気持ちよかったです」と笑顔を見せた。
劇中でもそんなソードアクションが魅力の本作。トークではそれぞれアクションの苦労も語り、福士は「刀の大きさに慣れなくて、ワイヤーアクションでワイヤーに刀が引っかかってNGになったりしました。刀の長さになれるのが一番難しかったです」とコメント。
『無限の住人』(17年)では刀の握り方から教わったという杉咲も、「殺陣の経験がなかったわけではないですけど、ここまで(剣技が)うまい役は初めてだったので、練習をたくさんして…。難しかったです」と体当たりで殺陣に挑んだ心境を吐露。加えて、虚とのシーンでは「紙にざっくりとした虚のイラストが描かれていて、そこに長い棒をくっつけて助監督さんが持ってくださって、それを見てリアクションしたり戦ったりするけど、それが難しかったです」とほっこりする一コマも紹介し、笑いを誘った。
また、弓状の形状をした武器を使う吉沢は一部以外ほとんどがCGだったことを明かし、「それを射っているように見せるのは大変でした」と振り返りつつ、「剣道を9年やっていて、このお話が来た時はついに特技を見せられる時が来たかと思ったら、まさかの滅却師(クインシー)役みたいな。嬉しかったけど、大変でした」と笑顔でぶっちゃけ。
一方、一護の父親を演じた江口は、福士との共演について「ストレートに演じる方で、2人でトーンを合わせたりしながら作っていきました」と好印象だった様子。作品については「原作のマンガがありますから、どういう風に見られるのかという思いが本人も僕もありました。でも、映画を見たら原作ファンはぶっ飛ぶくらい、いい映画になっています」と太鼓判を押していた。
『BLEACH』は7月20日より全国公開となる
(text&photo:中村好伸)
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