映画『君が君で君だ』の主演と監督で、ともに福岡県出身の池松壮亮と松居大悟監督が6月29日に福岡にあるT・ジョイ博多で凱旋トークイべントに登壇した。
池松は同郷である松居監督について「松居監督は狂っていたり破綻していたり、めちゃくちゃなんだけど、そこにある純粋さの純度が強く、それがずっと変わらない。小学校の頃の放課後の校舎裏の感覚というか、言葉ではない純粋さが魅力的だと思います」と思いを吐露。
また、コラムニストで数々の九州の番組でレギュラーを持つ松居監督の母トコが、生放送終わりで会場に駆けつけると場内から拍手が起こり、監督は「母親が来ているから」と完成披露試写会でも話題になった“リコーダー舐め”トークを封印した。
本作は、大好きな子の憧れの人になりきるという設定のストーリー。池松は、尾崎豊になりきっている役を演じたことについて「監督から『尾崎豊の映画』と聞いていたのですが、実際は全然違ってダマされました」と話し笑いを誘った。
また、階段落ちや毛を食べるシーンなど体を張った撮影について聞かれると「映画の撮影というのは、”映画という魔法”がかかっていて、学園祭の最後の日がずっと続いているような感覚だと思いますが、その魔法にかかっていたので、スタントにも挑戦してみたのですが、結果、日に日に傷ができていきました」と振り返っていた。
『君が君で君だ』は7月7日より全国公開になる。
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