橋本愛主演、成田凌&門脇麦共演で、山内マリコの同名デビュー小説を映画化する『ここは退屈迎えに来て』。この作品の予告編とポスタービジュアルが解禁となり、あわせて主題歌および劇伴をフジファブリックが担当することも発表された。フジファブリックにとって劇伴を担当するのは今回が初となる。
本作は、2004年の高校時代から2013年の現在まで、みんなの憧れの的だった「椎名くん」を柱に、キャラクターを交差させながら描く痛く切ない群像劇。
マスコミ業界を目指すために上京したものの、10年後に地元・富山に戻ってきた27歳の「私」は、実家に住みながらフリーライターとしてタウン誌で記事を書く冴えない日々を過ごしていた。高校時代に仲が良かったサツキと再会した勢いで、当時、憧れていた「椎名くん」と連絡を取り、会いに行くことに。一方、同じく元カレの「椎名くん」が忘れられずに、地元でフリーターとして暮らす「あたし」は、元カレの友だちと腐れ縁のような関係を続けていたが、今なお「椎名くん」との輝かしい記憶にとらわれていた……。
橋本が主人公である「私」を、門脇が元カレ椎名くんのことが忘れられずにいる「あたし」を、成田が、そんな2人が青春時代に恋焦がれていた「椎名くん」を演じる。ほかに渡辺大知、岸井ゆきの、内田理央、柳ゆり菜、村上淳ら実力派俳優陣が脇を固め、メガホンを『ママレード・ボーイ』『さよなら歌舞伎町』の廣木隆一監督がとる。
解禁となった予告編は、橋本扮する夢をあきらめた「私」が帰郷するシーンから幕開け。何で戻ってきたのと聞かれた「私」は「10年も東京にいたら、気が済んだしね」と答え、かつて憧れていた「椎名くん」に会いに行くことになる。一方、「椎名くん」をあきらめきれない「あたし」は、「最近、椎名くんから連絡来る?」と聞いてきた椎名くんの友だちでベッドを共にする男に、「あんた、彼氏でも何でもないからね」とにべもない。
映像は冒頭、地方都市ならではの閉塞感が漂っており、その中で鬱屈した思いで生きる現在の「私」と「あたし」。そして、学生時代に憧れていた椎名くんの身近にいることができた思い出の「私」と「あたし」がオーバーラップする。「何者かになりたい」と願いながら、思うようにならない現実の中でもがく登場人物たちを、フジファブリックの主題歌「Water Lily Flower」がやさしく包み込むような予告編になっている。
『ここは退屈迎えに来て』は10月19日より全国公開となる。
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