北川景子、綾野剛に「お会いするのが、たぶん最後」と天然発言

#北川景子 2018.07.06

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綾野剛と北川景子が、7月5日に新宿バルト9で行われた映画『パンク侍、斬られて候』の大ヒット御礼舞台挨拶に登場。初解禁となるメイキング映像をファンと一緒に楽しんだ。

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本作は、芥川賞作家の町田康が手がけた同名小説が原作の異色時代劇。脚本は宮藤官九郎、監督を石井岳龍がつとめている。今回の舞台挨拶では綾野と北川が、この日初めて解禁となる映画撮影時のメイキング映像をファンと一緒に鑑賞。撮影時の裏話などを語った。

イベント冒頭に綾野は「この作品のプロモーションで、北川さんとこうして2人で壇上に立つのも今日が最後です。僕自身もすごく感慨深いです。短い時間ですが楽しんでいってください」と挨拶。北川は「撮影から1年が経って、綾野さんと一緒に宣伝まで行動させていただきました。本当にプロフェッショナルな方だなぁと感じました。お会いするのが、たぶん最後になるんですけど…」と天然発言。思わず綾野が「いやいやいや」と突っ込みを入れる場面も。北川は、慌てて「『パンク侍』に関しては最後という意味です！」と言い直していた。

その北川に対して司会から、綾野のどんなところがプロフェッショナルだと思ったか？という質問が。北川は「主演をつとめる人は、出番が多いから、まわりのことはそんなに気にしなくてもいいのに、と私は思うんです。でも、綾野さんはスタッフ的な動きをしたり、共演者のことも考えてくれたり、天気のことまで常に気にしていて、いつも雨雲レーダーをチェックしていましたね。そんな主演の方は初めてで、すごいなぁと思いました」と、撮影現場で綾野が気配りの人だった様子をしみじみと語るが、綾野は照れ笑いをしていた。

ここで2人は現場で撮り溜めていたメイキング映像を、観客と一緒にスクリーンで見ることに。当初、綾野と北川は劇場の隅に用意されていた特別席で鑑賞することになっていたが、綾野の「ちょっと見づらいですね」発言で、急きょ、観客席の中に席を作って鑑賞することに。思わぬサプライズにファンからは歓声が！

その後は、綾野と北川に撮影時の裏話に関する質問が。北川が「坂道を飛んで下りるシーンはすごいですね」と感想を言うと、綾野は「あれね、本当はジャンプしなくてもよかったんですよ。当初は走り抜ける予定だったんです。でも、そのまま行くと転びそうだったんでついついジャンプしちゃったんです。まあ、痛かったですね」とコメント。

また綾野は、自分の後ろ姿をドローンを使って撮影するシーンについて「あれも危なかったですね。すっごく近い距離までドローンが来ていましたから。でも、何か意地が勝っちゃって。『いい画が撮れているかもしれない』と思っちゃったんですよ。ギリギリまで我慢してとっさに避けたから事なきを得ましたけど、正面じゃなくてよかったです。顔は怖くて必死でしたから」と語った。

スタントを全て自らが行なっていたという綾野。「（初めから）自分がやるものだと思っていたというか、監督も当たり前のように僕ができるという雰囲気でおっしゃっていたので、あえてその雰囲気に乗っかってみました」と役者魂を感じさせる言葉を発していた。