フランス版ロッキー!? 家族のために体張る中年ボクサー描く『負け犬の美学』予告編解禁

#ロッキー

『負け犬の美学』
(C) 2017 UNITÉ DE PRODUCTION - EUROPACORP
『負け犬の美学』
(C) 2017 UNITÉ DE PRODUCTION - EUROPACORP

『アメリ』(01年)のマチュー・カソヴィッツが、家族のために体を張るボクサーを熱演した『負け犬の美学』。昨年度の東京国際映画祭コンペティション部門に出品され大喝采を浴びたこの映画の予告編が解禁となった。

[動画]解禁となった『負け犬の美学』予告編

カソヴィッツが演じるのは、40代半ばを迎え盛りをすぎた中年ボクサーのスティーブ。たまに声のかかる試合とバイトで家族をなんとか養っていたが、ピアノを習ってパリの学校に行きたいという娘の夢を叶えたい一心で、誰もが敬遠する欧州チャンピオンのスパーリングパートナーになることを決意する。

解禁となった予告編は、ボクシングの才能を持っていないスティーブが、ピアノの才能があるといわれた娘のために、ピアノの購入を決意するところからスタート。そんな大金を工面すべく彼が手を伸ばしたのが、チャンピオンの練習相手をつとめるスパーリング。ボロボロになるまで殴られる危険な仕事に妻は反対し、娘もやられっぱなしの父親の姿を見ていられなくなる。

だが、どんなに弱くても、殴られても、練習から逃げることなく必死に食らいついてくるスティーブに、チャンピオンから前座試合のオファーが舞い込む。はたして彼は、この試合で勝つことができるのか? そして、負けっ放しの男が娘に伝えたかった思いとは?

『負け犬の美学』は10月12日よりシネマカリテほかにて全国順次公開となる。

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