映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の完成披露舞台挨拶が7月11日に東京国際フォーラムで行われ、山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介、有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみか、安藤政信、椎名桔平、西浦正記監督が登壇した。
本作は、救命救急センターを舞台にドクターヘリに携わるドクターやナースたちの成長と絆を描いた人気ドラマ『コード・ブルー』シリーズの劇場版。成田国際空港と東京湾の海ほたるで起きた未曾有の連続大事故に、若きドクターたちが立ち向かう姿を描く。
この日は10万人の応募の中から抽選で選ばれた4000人のファンが参加。入場時には劇場中央の扉よりゲスト一同入場し、中央に設置された青いステージを歩いてファンを興奮に包んだ。
テレビドラマから始まり、10年目にしての劇場版。それぞれ本作への思いや感動を語り、山下は「10年間の時を超えて絆みたいなものがしっかりと描かれていることと、1つひとつ、患者さんとの人間ドラマを見ていただくことによって、今この瞬間を生きることの大切さが伝わってくると思っています」とアピール。
新垣は「ぎっしりしています」とまずはひと言で表現すると、「いろいろな登場人物たちの思いやエピソードが詰まっていて、見てくださっているみなさまがそれぞれ、どこかしら心にすっと入ってくるようなエピソードに出会ってくれると思います」とコメント。
戸田はドクターヘリのプロペラ音に「映画になったらこんなすごいことになっちゃったと興奮しました。そこも映画になった良さがあるのかなと思います」と迫力の違いを絶賛した。
また、比嘉は演じた冴島はるかについて「10年前から不運といいますか、いろいろな悩みを抱えて戦ってきた人だけど、そんな冴島が頑張ってきたからこそ藤川と出会えて、幸せになれたと思います」と笑顔。続けて「そんな2人の関係性も見どころだよね」と浅利に語り掛けると、浅利は「そう思います!」と即答し、劇中さながらのやり取りに客席から拍手が。さらに、比嘉が「うちらは唯一の恋愛担当ですからね」と浅利とおどけると、戸田がすかさず「すみません、わたしも恋愛していました」と2人の間に割って入って笑いを誘った。
イベント中には、10年間の感謝を込めて「真夏の日本縦断ツアー」と題し、山下・新垣・戸田・比嘉・浅利の5名が2日間で札幌・名古屋・大阪・福岡を訪れることも発表。これを受けて山下は、西日本で災害にあった人々に向けて「痛みに少しでも寄り添えられるように、1日も早く元の生活に戻れるようにとお祈りしています。そういう思いで日本をまわらせていただけたらと思います」と思いを語った。
『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』は7月27日より全国公開となる。
(text&photo:中村好伸)
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