今週注目を集めたのは、アメリカの経済誌「フォーブス」が発表した「世界で最も稼いだセレブリティ100人」。ジョージ・クルーニーが2億3900万ドルで2位にランクイン、俳優としてトップを飾った。
・本業でも副業でも大成功のハリウッドスター/あっという間に資産154億円を稼いだのは?
昨年は映画出演はなく、監督・脚本・製作『サバービコン 仮面を被った街』を手がけたのみで、俳優業ほどの高額ギャラは支払われなかったはずなのに、なぜ高位につけたかというと、スーパーモデルのシンディ・クロフォードの夫であるビジネスマン、ランディ・ガーバーらと共同経営していた高級テキーラ・ブランドを売却したことで得た収入によるもの。実際、トップ10に名を連ねるのはU2(6位。1億1800万ドル)やコールドプレイ(7位。1億1550万ドル)といった、大規模なワールドツアーの収益を誇る大物ロックバンド、リオネル・メッシ(8位。1億1100万ドル)やクリスティアーノ・ロナウド(10位。1億800万ドル)などプロサッカーのスター選手たち。
ちなみに世界で最も稼いだセレブは、昨年8月の対コナー・マクレガー戦の勝利で2億7500万ドルを得た元プロボクサーのフロイド・メイウェザー(2億8500万ドル)。
トップ10入りした女性セレブは1人だが、3位に入ったのは、お騒がせセレブ一家で知られるカーダシアン・ファミリーの1人、カイリー・ジェンナー。自身の名を冠したコスメ・ブランドが大ヒットし、1億6650万ドルを稼いだ。20歳の若さは今年のランキングでは最年少だ。
もう1人は4位(1億2400万ドル)のジュディ・シェインドリン。「ジュディ判事」として知られる大御所司会者だが、看板番組の放映権を1億ドルで売却してランクインした。
セレブにまつわるお金の話で今週前半に報じられたのが、ジョニー・デップの金銭トラブル騒動のその後。デップは昨年、かつて彼の資産を管理していた「ザ・マネージメント・グループ(TMG)」を詐欺行為や契約不履行などで損害賠償2500万ドルの支払いを求める訴訟を起こしたが、同社との和解が成立したと発表した。デップ側は、TMGが彼の資産を管理していた17年間、資金を不正利用していたと主張、対してTMG側はジョニーが南フランスやバハマのプライベート・アイランド、ハリウッドの豪邸数軒など多数の不動産や豪華なヨットや高級車45台の購入、高級ワインやアートの購入と維持費、人件費などで毎月100万ドル以上かかるという浪費癖を暴露していた。
和解条件は明らかにされていないが、デップの代理人は「ジョニー・デップは、2017年1月にザ・マネージメント・グループ社に対して起こした裁判で、同社と和解に至ったことをうれしく思っています」とコメントを発表した。
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